千一夜第3章第360夜 3度抱くが揚がらず

2022-11-05 21:57:47 | サーフ

2022.11.05(土)

そろそろカレイが揚がりそうな予感があり、いそいそと晴海埠頭(徳山築港)へと出掛けて行った。
今朝は目覚ましを5時にセットしていたのだが、どういう訳か4時に眼が覚めた。それもバッチリ目が冴えて眠気も全く無かった。釣具店経由で釣り場には5時20分に着いた。しかしまだまずめも始まらない。暗いまま竿を準備して、仕掛けがアナゴの餌食になるのを覚悟の上で4本サーフした。5時45分頃になってやっと東の空に朝焼けの兆候が見えて来た。まずめの始まりである。

私が竿の準備をしている頃、10分程度後にサビキ人が来た。暗くて顔すら見分けがつかなかったが、台船上に上がってサビキの準備に入った。私はサビキ人の方向へサーフするが、サビキ人は台船から真下に仕掛けを落とすので私の邪魔にはならない。尤も、サビキ人が台船上に上がらなければ私が上がっていたところだが。

サーフし終えた頃、あけぼの丸の船長がやって来た。今朝は7時出港で10時半頃には戻って来るとのこと。別の船員も10月は頗る忙しかったが、11月に入ってからは、日に1件程度の給油しか行わないので午前中には仕事が終わるとぼやいていた。

船長が、今日は帆船の日本丸が左手の海浜公園の隣に寄港していて、色んなイベントが催されるので、ここは進入禁止になるかも知れないよという。そう言えば、徳山下松港開港100周年記念事業で寄港のこともあったなと思い出すが、それが今日だとは知らなかった。まあ、出て行ってくれと言われればその時に納竿すれば良いとお気楽に思った。隣の海浜公園では長いテントが幾張りもあり、出店者が準備に忙しく立ち回っていたが、結果的にはこの釣り場への影響は何も無かったのだ。しかし、元来がお祭り男のこの私、居ても立っても居られなくなり、9時には帆船を観に行ったり、出店を冷やかしたりしに行った。帆船情報はこの次の記事にアップする予定です。

6時10分には最初の獲物であるキビレが揚がる。同時に別の竿にもキビレが喰っていたので2尾ゲットした。前回の釣行時にはこのキビレがアナゴだった訳だ。何れにしても私は持ち帰らないので、サビキ人氏に聞くと貰って帰ると言われるので進呈した。7時35分にもキビレを1枚追加してサビキ人氏に進呈した。実はこの時にサビキ人氏の顔を確認したのだが、以前、何度かここで出会っている人だった。女の子のお子さんと何度かここでサビキ釣りをやってらした方ですよねえと言うと、本人も直ぐに認められた。どうやら久し振りに来られた様子だった。朝まずめ時頃から良く揚がっているようだったが、サバが多いとのことだった。サバは一頃よりは大きくなっていたが、全部リリースされていた。キビレは10時半頃にももう1尾釣れたがリリースした。

6時35分にはこの日の最初のキスが釣れた。今日はこの後2尾追加して3尾のキスだったが、帰りにはリリースした。納竿時には、最初のキスは釣ってから5時間程度経っていたが、水温が低いせいか、バッカンの中で元気に泳ぎ回っていた。他の2尾も元気だったので全部リリースした次第である。

7時40分頃、アジの型も次第に良くなりここでは珍しく数も揚がっている。アジは回遊魚なので、同じ所に長くは居付かないものだが、今日はコンスタントに揚げておられるようだった。魚が逃げないように何か工夫されていたのかも知れない。サバもアジに負けず劣らず相変わらず揚がっていたが、全部リリースである。

クーラーボックス一杯に釣ったアジ、ここでこんなに大漁なのは初めて見たと私が言うと、自分もここでは初めてこんなに釣ったと言われた。この時季はこんなに釣れる時季なのか、たまたまなのか、明日も釣れるようだと時季かも知れない。この後、8時には納竿して帰られた。私もサビキを持ってくれば良かったかな。

さて、今日の本題はこれからである。11時10分、フェリー乗り場側に遠投して竿を引くと何と重い。根掛かりでは無くジワーっと寄って来るのだ。それに魚の反応も時々ある。エイかも知れないなと思いながら、竿を股に挟んでリールを懸命に巻く。悪戦苦闘の末、漸く足許近くまで寄せて来た時、何と、何と、何と、大ダコ(マダコ)の姿が露わになったのだ。こりゃあ竿で引き揚げるのは無理、かと言って今日はタモを持って来ていないし、あってもタモを取りに行く間も無い。何とか揚げようとするが、タコもひっくり返って潮を噴き上げる。せーので竿を引いた途端に外れてしまった。針にはマダイの子が着いていて、それをタコが抱いていたのだ。タコに針掛かりしていないのだから揚がるはずも無い。2本針のもう一つがタコに絡めば揚がる可能性もあるのだが、上手く避けている。小ダイが付いたそのままをまた海底に落とす。数分して揚げてみるとまたまた大ダコ君がタイを抱きかかえている。暫くしてまた潮を吹き出して外してしまった。3回目も同様だったが外した。4回目は他の竿も引き上げてタイの辺りに集中して仕掛けを落としてみた。針の数が多い方が良いと判断したのであるが、4回目には大ダコ君も諦めたのか逃げてしまったようである。2回目の時には散歩人の一人が見ていたが、大きなマダコだったですねと笑みを浮かべて言う。う~ん、何とも悔しいマダコだった。
後で気付いたのだが、2017年のこの日、この釣り場で釣友Sが大ダコを揚げている。

釣行日:11月5日
旧暦:10月12日
場所:徳山築港
時間:05:30~12:00
天候:晴れ
風 :西弱風のちやや強風
月齢:10.7
潮   :中潮 満潮06:28潮位270cm 干潮12:39潮位85cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・コウジ
釣果:キス3・キビレ4・小ダイ1(持ち帰り無し)

【11月05日過去の釣行記録】
・2005年伊予灘ハンドウ島周辺、07:00~13:00、中潮、船釣り、釣果=チダイ6・アジ2・エソ1
・2005年庄の浦港防波堤、16:30~22:30、中潮、釣果=3人でメバル5・アジ10・アナゴ1・キス2
・2006年華西岸壁、18:10~22:50、大潮、釣果=太刀魚11 (釣友も6)
・2008年徳山晴海埠頭、18:30~20:00、小潮、釣果=メバル2・アジ19・アナゴ1
・2017年徳山築港、06:20~13:40、大潮、釣果=キス3・ハゼ1・キビレ1R・エイ1R

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦10月12日釣行記録】
・2005年11月13日、庄の浦港、昼間、中潮、釣果=カサゴ1・ソイ1・キス1・ギザミ10
・2005年11月13日、第2埠頭東側、昼間、、中潮、釣果=35㎝カレイ3
・2006年12月02日、笠戸本浦港、06:00~15:45、中潮、釣果=サヨリ6・メバル4・メイボ1・キス1
・2006年12月02日、第2埠頭東側、16:20~17:20、中潮、釣果=キス1・マダイ1
・2006年12月02日、大島居守、18:30~21:30、中潮、釣果=メバル5
・2009年11月28日、笠佐島周辺、06:30~14:00、中潮、船釣り、釣果=ハマチ2(6人で15本)

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

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