2023.02.17(金)
天候も良好という予報だったので、今日の釣り場は日立製作所南方岸壁にした。2月下旬から3月に掛けて尺オーバーの大型カレイが揚がるので、今日は下見といったところである。この時季では2020年に38㎝のマコガレイを揚げたのがここでの記録である。
三寒四温で日一日と暖かくなって来るが、今朝の外気温は1℃、しかし風が無かったので気温程の寒さは感じなかった。尤も、防寒服を着込んでのことだが。日中は正しく春だった。
釣具店で餌を購入後、新人のうら若き女店員が「頑張って釣ってください」と励ましてくれたが、「いや、まだちょっと時季が早いよ」と言うと、「まだまだ水温は低いので魚の活性は上がらないようです」と、やっと昨日覚えたかのような応酬話法を発す。何だか可笑しくなって「ああ、そうだね」と笑いながら答えた。
彼女の期待に応えたかったのだが、やはり時季尚早であった。私の釣り場である山口県中部から東部に掛けての瀬戸内の海域では、真鯛のように春から初夏にかけて産卵の準備のために浅瀬に移動する雌の真鯛を、桜の開花時期と歩調が合うことが多いので桜鯛と呼ぶが、カレイもまた同様に花見ガレイや座布団ガレイと呼ばれ、早春頃から5月初旬にかけて大物が浅瀬に寄って来る。カレイ釣果の声が最初に上がるのが岩国市の今津川河口、次に大島郡の屋代島や由宇町の神代港辺り、上関を経由して笠戸湾や徳山下松港と東から西に移動してくる。桜前線とは逆のようだ。岩国の釣友が情報を入れて来ないのではっきりとは解らないが、例年だとそろそろカレイが揚がる頃である。数年前までは岩国の今津川河口や、由宇町の神代港などにも足繁く通ったものだが、ここ2~3年は足が遠退いている。
今朝は朝まずめ開始の6時30分から竿を出した。30分置きに竿を引いたりリールを巻き上げて投げ直したりするが、魚のアタリは全く無い。唯一釣れるのはウミケムシばかりである。ウミケムシについては何度も記事に書いているので詳細は省くが、兎に角、肌に触れないようにピンセットで外すことが肝要である。毛が肌に付着すると痛痒くなる。特に肌が弱い人は大変なことになる。今日は竿を上げる度にこのウミケムシ君が付いていた。十数匹は釣ったように思う。ヒトデも1個釣れたが、この方がまだましである。6時間竿を出して魚は全く釣れなかった。釣具店の女店員が言っていた通り、水温が低いと見え、魚の活性はまだまだのようである。
旧暦:1月27日
場所:日立製作所南方岸壁
時間:06:30~12:30
天候:晴れ
外気温:6時30分1℃
風 :弱風
月齢:26.3
潮 :中潮 満潮07:10潮位264cm 干潮13:07潮位136cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌 :アオムシ
釣果:ボウズ
【2月17日過去の釣行記録】
・2013年櫛ヶ浜港防波堤、18:45~20:10、小潮、釣果=メバル9・ハゼ1
・2018年今津川河口東側、09:00~13:10、大潮、釣果=31cmカレイ1、釣友S=41cmカレイ1
・2019年今津川河口東側、06:00~12:00、中潮、釣果=35、28、20cmカレイ3、釣友S=30cmカレイ1
【この日の釣り情報】
・2007年華西防波堤、18:30~21:00、大潮、釣果=メバル10
【旧暦1月27日釣行記録】
・2008年03月04日、櫛ヶ浜港防波堤、19:30~22:10、中潮、釣果=メバル11
・2009年02月21日、華西防波堤、18:30~22:00、中潮、釣果=メバル13
・2016年03月05日、徳山築港、06:40~15:10、中潮、釣果=木っ端ガレイ4・26㎝カレイ1・ハゼ1
・2022年02月27日、徳山築港、06:15~15:00、中潮、釣果=28cmカレイ1・アイナメ1
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