2015.12.12(土)
14時35分、33cmマコガレイをゲット、ここ最近30cmクラスのマコガレイを4枚揚げているが、先週はボウズ状態だったためホッとする。やはり尺ガレイは風格が違う。釣友にもこのクラスを釣らしてあげたいのだが・・・。
旧暦:11月2日
場所:徳山築港西側
時間:06:00~17:10
天候:晴れ
風 :無風のち北弱風のち西弱風
月齢:0.7
潮 :大潮 満潮09:31潮位309cm 干潮15:26潮位99cm
狙い目:カレイ
釣り方 :サーフ
餌 :アオムシ・スナムシ・ホンムシ
釣果:カレイ2(26、33cm)・キビレ1(40cm)・ハゼ6・キス4・イイダコ1
釣友:S=カレイ1(22cm)・ハゼ3・キス5・イイダコ6
早朝6時前に何時もの釣り場に着くと、チヌ釣りの常連の若い士と母親が既に場所取りをしていた。母親の方はカレイ釣りである。一昨日の雨で釣り場には水が溜まり1人入るのが精一杯だった。この釣り場は雨が降ると竿を出す場所に水が溜まりなかなか引かないのだ。仕方がないので築港の西側埠頭に移動することにした。上の写真は西側埠頭の最南端である。足元にはゴミが散乱していて足の踏み場もないくらいだった。
朝まずめ頃の築港西側埠頭、暗い内から竿を出すとアナゴが釣れて仕掛けにグルグル巻きになって、仕掛けが使い物にならなくなることがあるのであまり好まないのだが、先週は夜が明けきらない内に釣友Sがカレイを1枚揚げているので躊躇している訳にはいかない。私はアナゴは何とか回避できたが、Sは小さいアナゴを1尾揚げていた。
今朝は無風で波静か、曇っているので少し寒かったが昼頃には暑くなって防寒着も脱いだ。写真中央辺りが元々の釣り場にあたる。こちらのカレイ釣果が今一思わしくないので気になるところだ。
早朝には埠頭に船が数隻着いていたが、7時には出港して替わりに荷物を積み込むための貨物船が横付けされる。釣り場が埠頭南端コーナーにあたるため、船舶の往来は非常に激しく埠頭コーナーぎりぎりに船が通ることがしばしばある。そのため釣り糸をペラで切られることも多い。船が縦に着いていると入出港する船がコーナーを遠回りするのでその心配も無くなるのだが・・・。今日は横付けにする船が、あらかじめ埠頭の使用を予約していたらしく、停泊していた船も時間には全部出港して行ってしまった。このために今日は数々のドラマが生まれたのである。
7時過ぎに私が堤防に立て掛けていた短いロッドが倒れた。Sが竿が倒れたと叫ぶので急いで竿を手にするが道糸から切られていた。辺りを見渡すが船の姿は見えない。大型の魚がヒットして根に入ったか、逃げる途中でラインが根に掛かって切れたかだろう。こうなると今の魚は何だったのだろうと言う話になるが、恐らくエイかチヌかスズキくらいだろうと話していたが、あの切れ方からして私はチヌだろうと主張した。
7時35分、Sが自分の竿を取ってリールを巻いていたが、私の切られたラインが自分のラインに縺れて上がって来たと言う。私の切れたラインはPEラインだったので、魚の動きによっては十分有り得ることだった。PEだと余計に絡みつく可能性が高い。Sは堤防の上に立って、チヌが付いているのでタモを取ってくれと要求する。PEラインを切ったチヌだから大物の予感はしていたが40cmだった。このチヌ(キビレ)は2人の連携で揚げたということだが、私はチヌは持ち帰らないのでSに進呈した。
9時30分、本日2尾目のハゼをSが揚げる。型は良くなっている。私はこの直前に1枚目の26cmカレイを揚げているし、キス、ハゼ、イイダコも揚げているので余裕のよっちゃんだったが、今日のSはスタートが悪い。この時点で全部で2尾なので、心臓に持病を持つSにもっと釣ってくれと気を使わなければならない。
11時過ぎに埠頭に置き竿していたSの短いロッドが一瞬の内に海中へ沈む。これはエイの仕業だと私は断言するが、Sは大ガレイだとのたまう。通常、海へ落ちた竿は暫くは浮くものだが、今回は海中に沈んだまま浮き上がって来ない。短いロッドで水深も深いせいだとは思うが、魚が引っ張り続けているせいでもあろう。ぞれにしても益々心臓の具合が心配になってくる。
12時、Sが自分の他の竿を上げている時に、重いと言う。多分、先程取られた竿を引っ掛けたと思うと言う。魚も付いていると言う。こうなるとどんな大物が釣れているのか楽しみになる。ゆっくり慎重に上げていると、針が沈んだ竿のラインに掛かっているのが見えた。Sは竿を持ってリールを懸命に巻いているので、私が針を外して沈んだ竿のラインを掴む。確かに魚の手応えがある。魚の付いているラインをSに渡し、竿に繋がっているラインを私が引き上げる。確かに沈んだSの竿だった。Sは尚慎重に魚の付いているラインを手繰っていたが、魚の姿が見えるとがっかりだった。案の定エイだった。エイが大きすぎてタモにも入らず、遂には錘を回収してハリスは切れた。
竿を取られることはままあることだが、回収出来る確率も比較的高い。しかし、沈んだ竿の回収は珍しい。エイが回遊して戻って来たこと、Sの他の竿の仕掛けが上手く沈んだラインに掛かったこと、このような偶然が重なりあったためであるが、なんともSも強運の持ち主である。海底に沈んでいたリールは回収した時には泥だらけだったが、まだ何とか使えそうである。帰ってから分解掃除が必要だ。
更にもう一つサプライズがあった。船がコーナーに近付いて来て、Sはラインを切られたのだが、このラインをも回収したのだ。13時20分、Sが他の竿を上げていると他のラインを引っ張り上げて来た。途端に、これは先程切られたラインだと言う。Sは竿を持っているので、私がラインを巻き上げていると、何と木っ端ではあるがカレイが付いているではないか。釣ったんじゃなくて拾ったようなカレイだが、これでボウズ逃れとなったのである。
私は埠頭南端コーナーから西側寄りに歩いて90歩程度の所に、一本だけぽつんと竿を堤防に立て掛けておいた。これは私の密かな狙いでもあったのだが、釣行中に数度餌を付け替えに行っていた。その狙いが的中したのだ。14時35分、竿を引くと魚が付いている感触が瞬時に伝わって来た。少しリールを巻くとこれは絶対にカレイだと確信できた。しかも大きい。下の写真の場所であるが、確信できても堤防が高いので近付いて来ても魚の姿も見えないので、一気に抜き上げた。堤防から突然大きなカレイが見えた時には感動した。
以前、埠頭南端のキス、カレイ釣りでは、南端コーナーよりも中央辺りの方が良いと聞いていた。それでも今回コーナーでやったのは、ここでも私は30cmオーバーのカレイを2枚立て続けに揚げているからである。情報よりも実績の方を重視した訳だ。しかし情報も重要なので一本だけ竿を出していた次第である。
私が33cmカレイを揚げたのをきっかけに、コーナーからこちらへ全部引っ越して来た。ここからSの調子が出て来たのである。立て続けに6杯のイイダコを揚げるし、キスもイイダコとダブルで2回も揚げるし絶好調となった。最初からこちらでやっていた方が良かったかも知れないが、それは結果論であり、私の密かな狙いが的中したせいでもある。まあ色んなことがあるものである。ここで夕まずめまでやって納竿した。(自転車は他人のものです)
夕まずめ時の築港南端。今日のSは釣果的には今一だったが、運は最高に良かったようだ。朝まずめから夕まずめまでやったのも何年振りだろう。歩行数も今年最高の12,000歩を超えた。お蔭で身体中が痛む。
今日釣り上げた26cmと33cmのカレイだが、7cmの差はこんなにもある。
今日の釣果を時系列に記す。
6:00~釣行開始
6時台:私=ハゼ1
7時台:私=キス1・ハゼ1・40cmチヌ1 S=ハゼ1
8時台:私=ハゼ1・イイダコ1
9時台:私=26cmカレイ1・ハゼ1 S=ハゼ1
10時台: S=キス1・ハゼ1
13時台:私=ハゼ1 S=キス1・22cmカレイ1
14時台:私=33cmカレイ1・キス1・ハゼ1 S=キス1
15時台:私=キス1 S=イイダコ2
16時台:私=キス1 S=イイダコ3・キス1
17時台: S=イイダコ1・キス1
17時10分完全納竿
【12月12日過去の釣行記録】
・2009年笠佐島周辺、06:30~14:30、船釣り、若潮、釣果=ハマチボウズ、メバル1
・2010年櫛ヶ浜港防波堤、18:00~21:30、小潮、釣果=メバル3・キビレ8
【この日の釣り情報】
・2010年第1埠頭西側、昼間、小潮、釣果=35cmカレイ1
【旧暦11月2日釣行記録】
・2005年12月03日、庄の浦港防波堤、16:45~23:00、大潮、釣果=メバル7・アジ2・ソイ1・クロ1・アナゴ4
・2006年12月21日、華西南岸壁、夜、大潮、釣果=メバル7・チヌ1・クロ1
・2008年11月29日、第2埠頭東側、06:10~12:30、大潮、釣果=カレイ1・キス2・アイナメ1
・2011年11月26日、粭島小瀬戸橋、18:50~20:30、大潮、釣果=アジ8
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