プチオフ会の時に来てくださった方がYBRのスピードメータアッシーを修理交換した際に
入手したアッシーにトリップメーターのつまみ(ノブ)が付属しておらず、不便を強いられてる
との話をされていた。
なるほどタオバオというか中華クオリティで不完全な物が到着してしまった事例があるもの
だと再認識したけれど、いざ自分の事になったらどうしよう? って思ってちょっと調べて
みた。
この形、見覚えがある・・・あるぞあるぞ、アレだ!
ってことで調査した結果、旧車のSRX250やTZR125のノブそのものである。
SRX250を所有してたことがあるので間違いない。
ヤマハ部品検索で調べてみるとやっぱりあった。
SRX250の最終型は1995年式らしい。
また、TZR125に関しては出会った車体で確認ずみ。
最終型は1994年式。
共に在庫あり。
・SRX250 1995年
12R-83578-00 ノブ,トリツプメータ 515円 あり
90157-02031 スクリユ,パンヘツド 89円 あり
・TZR125 1994年
1AE-83578-00 ノブ,トリツプメータ 515円 あり
90157-02031 スクリユ,パンヘツド 89円 あり
余談だけど、ノブの穴と相手のシャフトはD型の形状なので、よく互いに観察確認しながら
合わせないといつまで経ってもスクリューが止まらないどころか、ノブのパイプが変形したり
割れたりする。
差し込む時に注意が必要だ。
YBRは2000年から生産開始されてるけれど、各部の部品単位の基本設計が過去の車体の流用が多く、
部品番号が違えど物理寸法が同じ場合が多くてこんな時に記憶や流用情報が役立つ。
専用設計が多い高級モデルに無い利点だな。w
上記の値段ならへたに単品輸入したりYBRの部品番号で探すよりはるかに手軽なので、壊したり
紛失した時には代替品として流用するのが良いと思う。
なにより普通にバイク屋さん等で注文できるのが嬉しい。
構成部品や外観、構造がYBRのメーターアッシーに酷似してて(つーかほぼ同じじゃんw)、逆に
SRXやTZRオーナー達が生産終了の部品をYBRの物で代用できるって話にもなるわけで、共通
仕様の利点が意外なところで現れた。
ただし、一部のバイク屋さんでは輸入バイクのこうした苦労を知ってて初心者にはYBR等の中国
生産輸入車をおすすめしていない話も見かける。
お客様の事を思えば実にもっともな話だと思う。
乗り出し価格が安い=苦労がない というわけには行かないのだ。
すでに買ってしまったオーナーたちは、こうした苦労を大いに楽しもうではないか!