YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

キャブ確認

2015年03月29日 | YB&YBR関係雑記

長期に渡り運用してるキャブレター・台湾ケーヒンPZ27(PD24)のスロー系PJ(パイ
ロットジェット)には#38を使ってる。
特に問題も起きず燃調は合ってると思ってるけど本当に合ってるのか?
確認のために1段薄い#35を入手して入れ替えてみた。

ケーヒンのPWK28系が適合する。

台湾ケーヒンのキャブレターはPJが一般的な形なので助かる。

キャブレターを横倒してして交換。

この時に注意しないとフロートピンを知らぬ間に落下させ、紛失でもしたら大変だ。
下にウエスを敷けば問題ない。

交換後、始動してみると明らかに燃調が狂って安定しない。
PS(パイロットスクリュー)を色々調整してもストールしやく完全に適正値から外れてし
まった。

元に戻してみたら気のせいか調子が戻らないと言うか吹け上がりが妙に軽くてトルクも
薄くなった感じ・・・
気になったから翌日時間を作ってキャブ周辺を確認するとマニホールドとの合わせ面に
あるOリングが切れちゃってたよ。(汗)
どうやら組み立ての時にリングがずれたようで、挟んで切ってしまったらしい。

これじゃ燃調が合わないのも当然だ。

とにかく0リングを交換しつつPJの再確認をせねばならない。><

後日バイク用品店に寄ってなにか使えそうなOリングでもないか探したらあった。

ケーヒンのPD22(PZ26)やPD24(PZ27)のフランジOリングは線径2.4mm、
内径29mmなんだけど、このOリングは0.7mmだけ太い。
実際にハメてみたら特に問題なく溝に収まったのでひと安心だ
ホンダのPD22やPD24キャブの指定品番:16075-GHB-B70 O-RING.2.4X29
だとけっこう高いらしいのでこの代替品は使える!

やっと正常に戻したのでPJを#35に変更して色々微調整してみた。
JN(ジェッットニードル)クリップは上から3段目(中間)で丁度いい感じ。

PS(パイロットスクリュー)は1・3/8回転開けで低回転からの吹け上がりとトルクのバランス
が一番良かった。

台湾ケーヒンPZ27(PD24相当)
 MJ:102 PJ:#35 PS:1・3/8開 JN:3段目(中間)


・吹け上がり最良
・低回転トルクはPJ#38より若干弱いが純正キャブよりも良い
・7,000~10,000回転、円滑な吹け上がり
・2速~4速加速よくキビキビ
・上り坂はシフトダウンで回転維持しないと少し加速しにくい
・パワーバンドわかりやすくて回すと楽しい
・ツインエンジンみたい(CB125Tに似てる)

後日さらにJNクリップの下にラジコン用の2.5mm×0.13mmシムを追加した。

これで若干減った1/2開度までのトルクが補正されて上り坂は楽になった。

PJ#38と違った印象になってこれはこれで楽しい乗り味になった。
しばらくこのセッティングで過ごす事にするよ。
油温が若干下がって70度程度に落ち着いてたから薄すぎによるオーバーヒートは起きて
ないと思う。

素人チューニングは長期に渡って追い込むしかないので、こうした無駄な出費や確認を
しなければならない。
燃調データーが無い状態でのキャブレター載せ替えの宿命なのだ。w

キャブレターPZ27をYBRに」のページに追記しておいた。