YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

YBの電装を知る

2016年12月01日 | YB125SP電装系

お?12月になってしまった。(;´Д`)
YBRの電装系統は「シガソケとかキャブヒーターのリンク集」で
既出だったので、今度はYB125SPの電装関係を色々調査してみた。
USB電源追加とか色々応用も効くしね。

ヘッドライトカバー内

2007年式YBRと比べてずいぶんスッキリとまとまってる。
ライトケースが狭くなった分、開発で色々工夫したんだろう。

メーターアッシーからの配線

一番複雑な配線だけど、整理してみると大体の目的が分かって、いざ故障や改造時に
役立つはず。

メインスイッチ配線。

こいつが一番利用価値があるギボシ端子式配線だ。
YBRシリーズの場合3Pコネクタだったり年式・型式によって色々あるけれど、
YB125SPや昨今のYBRやYXなどはこの方式。
車体側の配線が少し細いのが気になる・・・

右スイッチボックスの配線図。


左スイッチボックスの配線図。


バッテリー横の配線。

ほとんどYBR系と同じ。
YBにはスタータースイッチからの未使用線がある。

YBRで見かけたエンジンからの配線コネクタが見当たらないので、
ガソリンタンクを外してみた。

こんな所に隠れていたよ。w
CDIやレギュレーターの配置はYBRシリーズと同じだった。

エンジン関係のコネクタ。

YBや昨今のYBR系ではギアポジション用の配線が有るくらいで、
他は皆同じ。
FIモデルYBR125に関しては発電コイルが3相交流の3線式。

テールランプ関係とリアウインカーのギボシ端子配線群。

この場所からの応用となると、キルスイッチ回路とトップボッ
クスのLEDストップランプ配線くらいかな。

CDIユニットのピンアサイン(各端子の意味)

旧型YBR125K以外は基本的に同じ。
故障診断や社外品レーシングCDIの利用時に、このピンアサイ
ンが重要になってくる。
誤配線は故障や火災の原因になるのだ。w

余談だけど、中国生産のXTZ125EのCDIはこの6ピン型コネク
タでCDIの筐体もYB/YBR系と同じなんだけど、A B端子の配
線色が違ってるみたいで接続先回路が不明。
だけどYBやYBRのCDIをXTZに載せてみて進角特性の違いを
感し、気に入って5VL-11型CDIを愛用してる人がいる。

レクチファイヤー・レギュレーター。

ピンアサインはFIモデルYBR以外、すべて同じ。
互換性があるので、故障時に中古やタオバオ輸入する時に悩ま
なくて済む。
こうした共通仕様はユーザーにとって、実にありがたいのだ。

ギアポジションインジケーターの回路。

YB125SPは2013年式以降のYBRシリーズと同じ回路だった。
シフトインジケータ付きのモデルなら参考になるだろう。

YB125SPの動作時の消費電流を測ってみたよ。
エンジン始動後、右スイッチをポジションにセット。

約1A程度しか流れていない。

エンジン始動後、ヘッドライト(35W)を点灯。

おう、3.6Aくらいに増えた。
この時点での消費電力は14V×3.6A=50.4W。
走行時はこれだけバッテリーからの配線に負荷がかかるのだ。

さらにブレーキランプを点灯させる。

約5Aなので14V×5A=70Wもの消費電力が信号待ち等で発生
する。
こまめにライトオフするか、ポジション球とテール球、メータ
ー内照明をLED仕様に変えて負担を軽くするのが得策だろうね。
特に後付けでUSBシガソケ、補助照明のフォグランプ、あるい
は厳冬期のグリップヒーターを追加する時かな。

色々調べてみた結果、YB125SPは基本的には10年前のYBR系
と変わらない電装回路構成だけれど、配線の太さやコネクター
の種類と収納方法に違いはあるので、YBR既存情報による思い
込み作業をせず、テスターで回路を確認しながら修理や改造を
するとべきだと思ったよ。

次回はUSBシガソケ設置をネタにする予定。



2 コメント

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XTZは完全固定進角みたいです (Freedom)
2016-12-02 21:34:59
ヨウツベで動画上がってますが、固定進角フライホイールらしく、電気的改装(CDI交換)だけでは済みそうにないであります。(正直よくわかって無いですがw
以前バラした時にCDIコネクタ写真撮っておけば良かったなぁ…(´・ω・`)
尚シート後方の外装下に設置されてます。

気になっていたんですが、YBR125 11年式も固定進角ぽい気がしましたけど、どうなんだろう?
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CDIのみでいけるはず (雷太)
2016-12-02 23:52:34
情報、ありがとうございます。
私も動画を見ました。
原理的にフライホイールは回転角360度のみなので固定進角はCDIの特性に依存するはずです。
CDIの部番を見ると07式と11年式に違いがありYBの部番も違うので、仕様が変わったのかもしれません。
実は手元に旧型YBR(07~09式)のCDIが有るので、暇を見つけてタイミングライトを作り、YBの進角状態を
確認しつつ、YBRのCDIへ換装してみたいと思っております。
XTZの場合、例の端子の行き先と回路さえ分かれば対策方法も模索できるんですが、なにせ実機が目の前に
無いから正確な情報待ちです。
XTZ界はどうも電装系情報が乏しいので、机上調査ができない欠点がありますね。
動画の人は電気に詳しそうなので、せめて点火回路だけでも調査公開してくれれば、なんとかなると思うんんですが。

とりあえず当方はYBRでさんざん電装をいじった経験がYBで活かせるので、同系列の兄弟車にして
良かったと思ってますよ。(*'ω'*)

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