Harvest*

日々の中で感じたことや思ったことの記録

自分の立ち位置について

2015-02-04 22:09:09 | 日記
自分だけの奇妙な一致ってないですか。

とある飲み会であることに気がつきました。

掘りごたつ式の長テーブル4つの席の予約で。

自然と両端の席から埋っていき、わたしが着いた時には真ん中あたりの席しかなかったので真ん中に座ることになりました。

その宴会中も妙な感じがしていて、真ん中を境に、空気感が違うなぁと感じていました。

右側のグループはなにやら明るい希望に満ちた話をしてなんだか清いというかポジティブ。

お酒を飲まない人も右側に固まっています。

左側のグループはみんなお酒飲んでわいわいと、テンション高く楽しくお話しています。

酸いも甘いも経験してる感が漂います。

そして4つのテーブルの席の両端(つまり壁際)の人たちの
陰と陽の顕著さというか、それぞれ両方の壁側に座った人を中心に似たようなメンバーがその周りに集まっている。

そのとき初めてその二つのバランスについて不思議に感じました。

それで、どうしてわたしは真ん中らへんに座っているんだろう?と思ったのでした。

その一件を境になぜかそのことが気になるようになっていたのですが、去年の秋頃にも陰陽について気になるなぁと思っていたときに
自分が勤めていた会社の席も思い返せば全部真ん中だったなぁ…と気づいて唖然としました。

気がつかなかったけれど、全部、真ん中じゃないか~!と。

わたしは今までに3度、勤務先の会社を変えているのですが、その会社での席が、全部3つデスクが並んでいる中の、真ん中の席でした。

それが今思い返してみると、結構面白くて。

最初の会社は 男性(陰)・わたし・ 女性(陽) の並びで「男私女」

次の会社は  女性(陰)・わたし・ 女性(陽) の並びで「女私女」

次の会社は  男性(陰)・わたし・ 男性(陽) の並びで「男私男」

男性と女性に挟まれるパターンと、女性だけに挟まれるパターンと男性だけに挟まれるパターンの3つ体験したのだなぁ…と。

これで面白いのが、わたしの左側の席に座っていた人たちがなぜか皆男女に関係なく、ネガティブ色が強い人だったり、男性なのに包み込むような女性性が素敵な男性だったりという意味での「陰」の傾向が強く、右側に座っていた人たちは性格がカラッとしていたり、明るかったり、はたまたすごく男性的だったりで「陽」の傾向が強かったことでした。

そして、なぜか真ん中に座るわたしは、その二人の間のクッションがわりの緩衝材のような働きが多かった気がします。

最初の会社の左側の男性は、ストレスを溜め込み過ぎていつも自分のキーボードなど、物に怒りをぶつける系の人で。

いやぁ、物にあたる男性ってヤですよね~。

場の雰囲気が一気に悪くなるので。

そんな感じで陰が強い感じの人だったのですが、一方、右側に座る女性先輩は明るくて優しくて太陽のようでした。

ほんと、こうやってバランスをとってるのでしょうか…一つの部署内も。

なんて今思ったりします。

ちなみにその男性は後にデスクワークから一転、ガテン系に転職しイキイキしてるようにみえた、とだいぶ前にききました。

なんだか自分に合っているところに落ちついてよかったなぁと人ごとながら思いました。

次の会社で両方女性に挟まれた席についたとき、左側の女性はものすごく口が悪くチクチク系、右側の女性は穏やかで優しい人でした。

この二人はわたしが入社してくる前にケンカをしてそれ以来業務連絡以外一切口をきかない関係、という話を営業部の人からききました。

でも元から二人だったところに、一人加わりバランスが変わったせいか、入ったばかりのわたしからしてみれば二人はそれほど仲が悪そうにも見えなかったし、むしろわたしが入ったことによって結託しているようにも見えました。

でも、それは三人じゃなくても、会社にいればそういうことってあるような。

普通くらいの仲だったのに、新しい人が入って来るのをきっかけにお互い古株同士、新しい人よりも業務がわかっているので急にお互いの良さに気づいたり距離が近くなったりだとか。

一言も口聞かないほど冷戦状態だったらしい女性二人は、いつのまにか世間話や好きな話をする感じに普通の仲になっていました。

その時の左側に座っていた女性の口の悪さについては本当に深く悩みもしましたが、いい勉強にもなりました。

その人のおかげでそれ以降、どこへ行っても勤め先の人間関係について、それほど深く悩まされることもなくなりました。

あの人よりアクの強い人はそうそう現れないので免疫ができたのかもしれません。

でもそう思うようになったら、キツイ性格の人と一緒になることは以降なくなりました。

きっと必要なことだったんだなぁ。

その次の会社は、前の職場でひぃひぃと精神的苦労をしたのがよかったのかみんないい人ばかりでした。

左側に座る男性は、柔らかい雰囲気のいい感じの女性性の人でとても話やすく、右側の男性はバリバリ仕事をこなす、バイタリティー溢れる男性でした。

なんだろうなぁ。

わたしはいつも両方のつなぎ目のような、中継地点のような、緩衝材のような。

でも意図してそうなっているわけではないので、自分の無意識的な立ち位置としてそういうところを好んでいるのかもしれません。

立ち位置としてよくそういう場に遭遇するのと、わたし個人の内面の陰陽バランスはまた別のものだとは思いますが、面白いなぁと思いました。

その三つの会社の勤務時間も朝、夜、その中間の時間帯だったことに気がつき、なんだか感慨深いものがありました。

本当に無駄なものなんてないのかもしれないなぁ…。

そんな自分だけに通用する奇妙な一致に気づいて、あの妙感じがした飲み会から気になっていたことがこうやって繋がっていたことに気づいて、しみじみしたのでした。