暖かくなったかと思ったら、再び寒い日に逆戻りしたりして。
3月に入ってから、初めてのビーチコーミング。
うっすらと木目が見えるので桂化木かなと思って。
色が鮮やかでキレイだな~と。
その裏側。
こちら側はこちらでまた面白い。
今回、すごいオレンジ色の玉髄が一つあったなぁ。
その右下の大きめの緑色に赤くポツポツが全体に入っている石、
ブラッドストーンとかだったらいいのにな~って思って拾いました。
ブラッドストーンも血玉髄と言うそうで、玉髄なんだね。
海でも拾えるものなのかな。
今回、全然流木がなくて。
どこに置いて記念に撮ろうか~と思いつつ歩いていたら、
ほどよい木が流されてきているのを発見。
よかったよかった。
記念に一枚~といいつつ、かなり波打ち際に近い場所に転がっていたので急いで並べて撮りました。
以前そうやって波打ち際ギリギリのところで写真を撮ったら
ちょっと高い波に拾ったものがさらわれたことがありました。
まるで砂の絵のように、そこにあったものが一瞬で消えてしまって。
無常…って思ったのをふと思い出しました。
あの頃は、ビーチコーミングにはまったばかりで、
ただ海で貝を見つけてあれこれ拾うのが嬉しくて、
自分なりにどこでどんなものが拾えるか、
あれこれと場所を考えたり行ったりするのが楽しかったなって。
カズラガイをいっぱい拾ったりもしたし。
だけどある日、貝殻を並べて写真を撮っていたら
わざとらしく目の前にやってきて何も物言わず、
じろじろ見て通り過ぎていくおじさんがいて。
…なんかヤな感じ…って思ったんだけど、
そんなことがあってから以降、その場所に行くと、
すでにそのおじさんが来ていて貝殻拾っていて。
それからはそこでいい感じの貝殻が一切拾えなくなってしまったこともありました。
なつかしい。
でも、そういう出来事も転機だったのか、
貝殻がまったくそこで拾えなくなるちょっと前に、
謎のオレンジ色した物体を拾っていて。
これってプラスチックなのかな?
一体何なんだろう?って思って。
たまに貝殻に混じってそういうものがちらほらとあるのを見かけるけれど、
なんだろうなぁって調べてみたところから、
メノウ(玉髄なんだろうけれど)拾いがスタートしたのでした。
それまで石って鉱山などで採掘するものだとばかり思ってたので
まさか海で拾えるなんて微塵も思っておらず、
海でそういうった綺麗な石が拾えることに驚いて
もっと探してみたいな~となり、今に至ります。
結局、そのおじさんの一件が転機となり、
以来貝殻は全然拾えなくなってしまったけれど、
今度は石ころがたくさん拾えるようになって。
もしかしたらこの出来事がなかったら、
メノウのことに気づかないまま、
もうとっくにビーチコーミングに飽きてやめていたかもしれない。
ちょっとした出来事だけど、なにがどこに繋がっているかなんてわからないんだな~って。
そんな感じで今まで細々と続いてきたビーチコーミング。
忙しくて全然行けない年もあったけれど、
海に行くと気持ちがいいし、面白い石を見つけると嬉しいことは今も変わらない。
だけど、もう、なんだかあの頃のようなワクワクがなくて。
夢中になって「ああしてみよう、こうしてみよう」っていうのが
自分の中でなくなってしまっている。
またこれも転機なのかなって。
別にビーチコーミングを辞めるわけでもないし、
これからも好きでちょくちょく続けていくんだろうけれど、
あのとき海でいっぱいわくわくしたように
今度は海じゃないところでも、
夢中になれるワクワクするものができたらいいなって
ちょっと考えている自分がいます。