1時間45分程、いつもながらのギャグあり、ちょっといいシーンもありで、最後には感動したりと面白かったです。
以降がっつりネタバレです。
今現在の六つ子たちと、高校の頃の六つ子たち、全然性格が違っていて笑った~。
個人的にチョロ松の「てんてー!」と、陽キャを気取る一松の痛々しい感じが特にツボでした。
とはいえ私も高校の頃、自分を偽り無理した過去があるだけに一松のあの油断した時にふっと漏れ出る素の闇オーラを見て…無理すんなよ!!と言ってあげたくなりました。
おそ松はそのまんま~な感じで。意外でした。表裏本当にないんだなぁ。
だからこそ自分で気づいていないおそ松の後悔が原因なのかな?と最初疑ったりしたけれど、全然違いました~。
カラ松は、今と真逆で引っ込み思案で押しに弱く、あまり強く自己主張できない感じだったんですね。
それが最後のあのサングラスが原因で今のようになったんでしょうか~。その辺の下りも面白かったです。
トッティも、今のドライモンスターがウソのようなべったべたの甘えっ子だったんだなぁって。今の方がドライでバランスがいいような気が~。
あとトド松は、トッティ回であった目をギョロっとひんむいた顔が好きです。
トド松以外にも映画の中にふんだんに変顔が盛り込まれていて、それもすごくツボでした。
他に、トト子ちゃんの高校時代すごく可愛かった!
あとハタ坊、お約束の三連で「じょおぉ~」って落ちていくシーンも好きでした。
今の六つ子が、当時高校生だった自分たちにメッセージを送るシーンもよかった。
直視できずに忘れてしまっていた高校の頃の自分自身。
向き合って、認めて、受け入れて。
六つ子たちみんな、当時の自分たちのこと、黒歴史扱いして忘れてしまっていたけれど、そんな六つ子のことを「いいな」って見てくれていた人がいたこと。
彼らの姿に励まされていた子がいたこと。
ふと見ていて不思議な感じがしたんですが、「高橋さん」というキャラクターは、「おそ松さん」のことを今まで応援してくれていたファンのことも同時に表していたのかなって。
最後の手紙の文章、おそ松さんのアニメが好きで今まで応援していた人も、高橋さんと同じように感じていたんじゃないかなって。
私も当時放送を楽しみにしていて、彼らのわちゃわちゃしている姿を見ては笑って元気をもらっていて。
だから少し彼女の気持ちにリンクするものがありました。
なんとなくですがえいがのおそ松さん、卒業式シーズンの公開といい、
過去からの卒業
というようなテーマを感じました。
やりのこした後悔、過去の気持ちを精算して前に進む。
それは六つ子も、高橋さんも同じで。
過去の残った気持ちや思いから解放されて自由になる、卒業
そんな感じがひしひしとして、それを春分の日の前の日に見たことで、自分も映画と一緒に今までとらわれていた過去から決別、卒業できるようなそんな不思議な心地がしたのでした。
最後に、入場するところでこんなのもらいました。
コースターが封入されているのですが、あけてみたらエスパーにゃんこを抱えた一松でした。
にゃんこー。
なにげに今日からgooブログ、PC版もリニューアルしたみたいです。