昨夜、フェアバンクスでは-2℃まで下がりました。(*_*;)
つい最近まで、昼間は28℃なんて言っていたのに。
アラスカと言うと、年中白い大地のツンドラのイメージを抱かれる方も多いかも知れません。
しかし、アラスカ内陸部のヘソに当たるフェアバンクスは盆地なので、夏には気温が上がって33℃ということもあります。(なお、冬は-50℃以下になることもあり、世界で最も寒暖の差のある厳しい気候の都市の一つとしても知られています。)
湿度は夏でも10%台まで落ちることがあり、気温上昇でモクモクと発達した入道雲からの落雷で、大規模な山火事が簡単に発生します。
州内で同時多発的に山火事が発生するので消火活動も大変で、完全鎮火は秋になって気温が低下して入道雲がなくなるか、秋雨を待つより他ありません。
昨夏には四国よりも広い面積が焼失、火元は最も近くてもダウンタウンから40km以上離れていたものの、風向きによってはダウンタウンにも煙霧が流れ込んで、視程200m以下になったこともありました。
空気の質が非常に悪化したために、呼吸器疾患を持つ人が避難したり、ダウンタウンでは車も徐行、防毒・防塵マスクが市内のスーパーマーケットから姿を消しました。(不可解なのは、そういうマスクをしてまでジョギングする人たちが居るということ!)
「息子の結婚式最中に二回避難勧告が出て、とんだウェディングだったわ…」と友人は漏らしていましたが、2月に訪れた時には、まだ天井や壁に煤の跡が残っていて、家中のクリーニングやリノヴェーションで、かなりの費用を強いられた模様。
それにしても、死者が出なかったことは幸いでした。
さすが、人口密度1.02平方マイルに1人の土地!
今年はそれほどひどい影響はなかったものの、昨年同様、天気予報には『Smoke』の文字が並ぶことも多かったです。
人間界には決して喜ばしいことではありませんが、命の循環には必要不可欠な儀式なのかも知れません。
画像は、2005年3月にフェアバンクス郊外ポーカーフラットのNASA関連のオーロラ観測ロケット発射施設を訪れた際に撮影したスナップ。
山火事に備えて準備した有毒ガス対応マスクで、この施設の目の前の樹木は黒く焼けた姿を晒していました。
Livecamでは、火の手が目の前でチロチロしていたから気が気ではなかったです。皆様ご無事でなにより。(後日、日本人の若い男性研究者が火事の迫る研究棟に一人取り残されて、パニックに陥ったとかいう話を耳にしました。*_*;)
さて、いよいよフェアバンクスが黄金に輝く季節がやって来ました。
ダウンタウンのLivecamを見ると、黄色くなりかけている木々が見えることがあります。
郊外では、既に見事な紅葉…。
デナリ(マッキンリー)も美しく色づいていることでしょう。
フェアバンクス近郊と、数時間のトリップで行ける風景。
山火事の後で、まだ火が燻っている黒い森と、黄金に色づき始めた対比が写されているものもあります。
その1、その2、その3、その4、その5
チナ温泉のすぐ近くのエンジェル・ロックは、ダウンタウンから行ける気軽なハイキングの場所として人気。
解説によれば、8月30日の時点であと9~10日で見頃…と書いてあります。
【おまけ】
パイオニア・パークのサーモンベイク熊ちゃん(^^)/
熊たちも、今頃は手当たり次第ベリー類を食べていることでしょう。
その1、その2
つい最近まで、昼間は28℃なんて言っていたのに。
アラスカと言うと、年中白い大地のツンドラのイメージを抱かれる方も多いかも知れません。
しかし、アラスカ内陸部のヘソに当たるフェアバンクスは盆地なので、夏には気温が上がって33℃ということもあります。(なお、冬は-50℃以下になることもあり、世界で最も寒暖の差のある厳しい気候の都市の一つとしても知られています。)
湿度は夏でも10%台まで落ちることがあり、気温上昇でモクモクと発達した入道雲からの落雷で、大規模な山火事が簡単に発生します。
州内で同時多発的に山火事が発生するので消火活動も大変で、完全鎮火は秋になって気温が低下して入道雲がなくなるか、秋雨を待つより他ありません。
昨夏には四国よりも広い面積が焼失、火元は最も近くてもダウンタウンから40km以上離れていたものの、風向きによってはダウンタウンにも煙霧が流れ込んで、視程200m以下になったこともありました。
空気の質が非常に悪化したために、呼吸器疾患を持つ人が避難したり、ダウンタウンでは車も徐行、防毒・防塵マスクが市内のスーパーマーケットから姿を消しました。(不可解なのは、そういうマスクをしてまでジョギングする人たちが居るということ!)
「息子の結婚式最中に二回避難勧告が出て、とんだウェディングだったわ…」と友人は漏らしていましたが、2月に訪れた時には、まだ天井や壁に煤の跡が残っていて、家中のクリーニングやリノヴェーションで、かなりの費用を強いられた模様。
それにしても、死者が出なかったことは幸いでした。
さすが、人口密度1.02平方マイルに1人の土地!
今年はそれほどひどい影響はなかったものの、昨年同様、天気予報には『Smoke』の文字が並ぶことも多かったです。
人間界には決して喜ばしいことではありませんが、命の循環には必要不可欠な儀式なのかも知れません。
画像は、2005年3月にフェアバンクス郊外ポーカーフラットのNASA関連のオーロラ観測ロケット発射施設を訪れた際に撮影したスナップ。
山火事に備えて準備した有毒ガス対応マスクで、この施設の目の前の樹木は黒く焼けた姿を晒していました。
Livecamでは、火の手が目の前でチロチロしていたから気が気ではなかったです。皆様ご無事でなにより。(後日、日本人の若い男性研究者が火事の迫る研究棟に一人取り残されて、パニックに陥ったとかいう話を耳にしました。*_*;)
さて、いよいよフェアバンクスが黄金に輝く季節がやって来ました。
ダウンタウンのLivecamを見ると、黄色くなりかけている木々が見えることがあります。
郊外では、既に見事な紅葉…。
デナリ(マッキンリー)も美しく色づいていることでしょう。
フェアバンクス近郊と、数時間のトリップで行ける風景。
山火事の後で、まだ火が燻っている黒い森と、黄金に色づき始めた対比が写されているものもあります。
その1、その2、その3、その4、その5
チナ温泉のすぐ近くのエンジェル・ロックは、ダウンタウンから行ける気軽なハイキングの場所として人気。
解説によれば、8月30日の時点であと9~10日で見頃…と書いてあります。
【おまけ】
パイオニア・パークのサーモンベイク熊ちゃん(^^)/
熊たちも、今頃は手当たり次第ベリー類を食べていることでしょう。
その1、その2