空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

黄金に燃える季節の到来

2005-09-04 15:41:08 | kiroku:photo/その他
 昨夜、フェアバンクスでは-2℃まで下がりました。(*_*;)
 つい最近まで、昼間は28℃なんて言っていたのに。

 アラスカと言うと、年中白い大地のツンドラのイメージを抱かれる方も多いかも知れません。
 しかし、アラスカ内陸部のヘソに当たるフェアバンクスは盆地なので、夏には気温が上がって33℃ということもあります。(なお、冬は-50℃以下になることもあり、世界で最も寒暖の差のある厳しい気候の都市の一つとしても知られています。)
 湿度は夏でも10%台まで落ちることがあり、気温上昇でモクモクと発達した入道雲からの落雷で、大規模な山火事が簡単に発生します。
 州内で同時多発的に山火事が発生するので消火活動も大変で、完全鎮火は秋になって気温が低下して入道雲がなくなるか、秋雨を待つより他ありません。

 昨夏には四国よりも広い面積が焼失、火元は最も近くてもダウンタウンから40km以上離れていたものの、風向きによってはダウンタウンにも煙霧が流れ込んで、視程200m以下になったこともありました。
 空気の質が非常に悪化したために、呼吸器疾患を持つ人が避難したり、ダウンタウンでは車も徐行、防毒・防塵マスクが市内のスーパーマーケットから姿を消しました。(不可解なのは、そういうマスクをしてまでジョギングする人たちが居るということ!)
 「息子の結婚式最中に二回避難勧告が出て、とんだウェディングだったわ…」と友人は漏らしていましたが、2月に訪れた時には、まだ天井や壁に煤の跡が残っていて、家中のクリーニングやリノヴェーションで、かなりの費用を強いられた模様。
 それにしても、死者が出なかったことは幸いでした。
 さすが、人口密度1.02平方マイルに1人の土地!

 今年はそれほどひどい影響はなかったものの、昨年同様、天気予報には『Smoke』の文字が並ぶことも多かったです。
 人間界には決して喜ばしいことではありませんが、命の循環には必要不可欠な儀式なのかも知れません。



 画像は、2005年3月にフェアバンクス郊外ポーカーフラットのNASA関連のオーロラ観測ロケット発射施設を訪れた際に撮影したスナップ。
 山火事に備えて準備した有毒ガス対応マスクで、この施設の目の前の樹木は黒く焼けた姿を晒していました。
 Livecamでは、火の手が目の前でチロチロしていたから気が気ではなかったです。皆様ご無事でなにより。(後日、日本人の若い男性研究者が火事の迫る研究棟に一人取り残されて、パニックに陥ったとかいう話を耳にしました。*_*;)


 さて、いよいよフェアバンクスが黄金に輝く季節がやって来ました。
 ダウンタウンのLivecamを見ると、黄色くなりかけている木々が見えることがあります。

 郊外では、既に見事な紅葉…。
 デナリ(マッキンリー)も美しく色づいていることでしょう。

 フェアバンクス近郊と、数時間のトリップで行ける風景。
 山火事の後で、まだ火が燻っている黒い森と、黄金に色づき始めた対比が写されているものもあります。
 その1その2その3その4その5

 チナ温泉のすぐ近くのエンジェル・ロックは、ダウンタウンから行ける気軽なハイキングの場所として人気。
 解説によれば、8月30日の時点であと9~10日で見頃…と書いてあります。

【おまけ】
 パイオニア・パークのサーモンベイク熊ちゃん(^^)/
 熊たちも、今頃は手当たり次第ベリー類を食べていることでしょう。
 その1その2
コメント (2)
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紫の閃光

2005-09-04 06:31:43 | kiroku:sky/雲や空の表情
 4日の21時頃からでしょうか、激しい雷雨が続いています。
 レーダーを見ても、雷雲は同じような所にずっと停滞しているようです。
 杉並区では21:40までの一時間に120ミリ、三鷹では22:10までの一時間で104ミリ…。
 杉並、三鷹、中野区内で床上・床下浸水の被害が出ている模様。
 神奈川では藤沢市で床上浸水…。
 中野区在住の友人宅付近では避難勧告が出たそうですが、彼らの家はマンション上階なので避難はせず。
 しかし、近くの神田川は今にも溢れんばかりの様相だそうです。



 我が家近くの消防署の時間あたりの降雨量の記録は40ミリですが、分単位だともっとスゴかったでしょう。 (5日1時現在の累計雨量は115ミリ…)
 ピーク時には窓に雨が叩きつけるように降り、その音は雨とは思えない…バラバラと重量感あるものでした。
 その時にはサッシのレールから水が溢れ出しそうになっていましたが、現在は雨脚も途絶えたかごく弱く、雷鳴も聞こえません。
 近くにバリバリ!!と落雷したので、停電するとマズいなぁ…と思っていましたが、落雷の回数はさほどでもなかったです。



 何度か稲妻を見られたので、撮影にトライしてみました。
 しかし、余りにも雨が激しくて窓ガラスもビショビショになってしまう上に、雨で煙って見通しも悪くなるので、大したものは撮れませんでした。
(それにしてもピンボケで、窓ガラスは汚れているし…。^^;;)
 
 台風14号は、ハリケーン・カトリーナよりも大きいのだそうで…この雷雨も台風のお先触れなのでしょうかね?

 あっ、虫の声が聞こえてきました。
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モクモク…

2005-09-04 06:30:43 | kiroku:sky/雲や空の表情

17:37

 夜には雷雨がやってくるかも…。
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拝啓ブッシュJr.さま

2005-09-04 03:53:09 | 雑記帳/ニュース
 ハリケーン・カトリーナの残した惨状や政府の対応を見ていると、とてもアメリカ国内のこととは思えなくなってきます。(;_;)
 どうなってるの?!

☆-☆-☆

 メキシコ湾岸の石油・製油施設が大きなダメージを受けたからと言って、アラスカの北極圏野生動物保護区内の油田開発に拍車をかけるようなことは考えないで頂戴ね!!

 石油精製施設を作るには莫大な費用が必要なのに、利益が少ないという理由でこの30年新しい施設を全く作らなかったから、設備の老朽化で効率が悪く、原油の備蓄はあっても、製油が間に合っていないとか。株主の利益最優先のお国ですからね…。
 あなたも石油で稼いでいるとは言え、いい加減、京都議定書への参加復帰を考えてはいかがでしょう?

 まさか私がS.MATSUさんと同じように、理路整然と様々なデータを解析して思った訳もないですが、今回のことがきっかけで、そっちに転べば良いのに…と思いました。

☆-☆-☆

 最近良く届く、Donationを呼びかける英文メイル。
 中身はジャンク。(*_*;)
 溜息…。

 日本赤十字社が20万ドルの支援をしたというニュースは耳にしましたが、大国アメリカでの災害だからなのか、私が疎いだけなのか、表立っての経済支援の状況が分かりません。

 避難先で飲み水も得られず、熱中症でお年を召した方や赤ちゃん、持病がある方などが次々と亡くなっていくなんて…。

 アメリカのNGO "Mercy Corps"(英文サイト)では、日本からクレジット・カードでの寄付を受け付けているとのこと。

☆-☆-☆

 枕崎台風(S20)、キャサリン台風(S22)、キティ台風(S24)、洞爺丸台風(S29)、伊勢湾台風(S34)…など、台風の通過前後はもとより、水が出た後のすさまじさ・大変さを見聞きしていますが、今回は規模が違い過ぎます。
 地形が地形だけに、水が引き切るには何ヶ月も必要とのこと。
 衛生状態が気がかりですし、今年6月現在、カンザス、ミズーリ、テキサスの各州で1名、サウスダコタ州では4名の患者が出ている(うち一人死亡)ウエスト・ナイル熱の拡大も懸念されると思います。
 ワクチンもまだなく、蚊よけをするにも路上での避難生活では無理でしょう。

 TVで「俺達は生き延びたいんだ。日本でも中国でも良いから脱出させて欲しい」と言っている人がいましたが、ドでかい輸送機に人を乗せて、一時避難するためのキャンプ村などを設営して移動させることなどは出来ないのだろうか…と思ってしまいます。


 見ていて歯がゆいのですが、首都圏直下型地震などが発生した場合の東京の姿のように見えてきて、戦慄が走るのでした。
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黄金に燃える季節の到来

2005-09-04 03:45:53 | 雑記帳/アラスカ
 昨夜、フェアバンクスでは-2℃まで下がりました。(*_*;)
 つい最近まで、昼間は28℃なんて言っていたのに。

 アラスカと言うと、年中白い大地のツンドラのイメージを抱かれる方も多いかも知れません。
 しかし、アラスカ内陸部、ヘソに当たるフェアバンクスは盆地なので、夏には気温が上がって33℃ということもあります。
(なお、冬は-50℃以下になることもあり、世界で最も寒暖の差のある厳しい気候の都市の一つとしても知られています。)
 湿度は夏でも10%台まで落ちることがあり、気温上昇でモクモクと発達した入道雲からの落雷で、大規模な山火事が簡単に発生します。
 州内で同時多発的に山火事が発生するので消火活動も大変で、完全鎮火は秋になって気温が低下して入道雲がなくなるか、秋雨を待つより他ありません。

 昨夏には四国よりも広い面積が焼失、火元は最も近くてもダウンタウンから40km以上離れていたものの、風向きによってはダウンタウンにも煙霧が流れ込んで、視程200m以下になったこともありました。
 空気の質が非常に悪化したために、呼吸器疾患を持つ人が非難したり、ダウンタウンでは車も徐行、防毒・防塵マスクが市内のスーパーマーケットから姿を消しました。
(不可解なのは、そういうマスクをしてまでジョギングする人たちが居るということ!)
 「息子の結婚式最中に二回避難勧告が出て、とんだウェディングだったわ」…と友人は漏らしていましたが、2月に訪れた時には、まだ天井や壁に煤の跡が残っていました。家中のクリーニングやリノヴェーションで、かなりの費用を強いられた模様。
 それにしても、死者が出なかったことは幸いでした。
 さすが、人口密度1.02平方マイルに1人の土地!

 今年はそれほどひどい影響はなかったものの、昨年同様、天気予報には『Smoke』の文字が並ぶことも多かったです。
 人間界には決して喜ばしいことではありませんが、命の循環には必要不可欠な儀式なのかも知れません。



 画像は、2005年3月にフェアバンクス郊外ポーカーフラットのNASA関連のオーロラ観測ロケット発射施設で撮影したスナップ。
 山火事に備えて準備した有毒ガス対応マスクで、この施設の目の前の樹木は、黒く焼けた姿を晒していました。
 Livecamでは、火の手が目の前でチロチロしていたから気が気ではなかったです。皆様ご無事でなにより。


 さて、いよいよフェアバンクスが黄金に輝く季節がやって来ました。

 ダウンタウンのLivecamを見ると、黄色くなりかけている木々が見えることがあります。
 http://www.festivalfairbanks.org/webcam1.asp

 郊外では、既に見事な紅葉…。
 デナリ(マッキンリー)も美しく色づいていることでしょう。

 フェアバンクス近郊と、数時間のトリップで行ける風景。
 山火事の後で、まだ火が燻っている黒い森と、黄金に色づき始めた対比が写されているものもあります。
 http://tinyurl.com/b4jea
 http://tinyurl.com/bbt52
 http://tinyurl.com/acyu5
 http://tinyurl.com/coxk2
 http://tinyurl.com/8u668

 チナ温泉のすぐ近くのエンジェル・ロックは、ダウンタウンから行ける気軽なハイキングの場所として人気。
 解説によれば、8月30日の時点であと9~10日で見頃…と書いてあります。
 http://tinyurl.com/bfhgv 

 おまけ:パイオニア・パークのサーモンベイク熊ちゃん(^^)/
 http://tinyurl.com/asxg4
 http://tinyurl.com/9h85j

 熊たちも、今頃は手当たり次第ベリー類を食べていることでしょう。
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