空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

松本紀生写真展『アラスカ原野行』

2006-01-08 23:59:38 | 雑記帳/写真展・講演会・イヴェント
 すっかりご案内が遅くなってしまいました。m(_ _)m
 余談ですが、記事のカテゴリーがいくつかに関連する場合、複数表記できると良いのに、と思います。
 この記事も『写真』『ニュース』『アラスカ』『オーロラ』…どれに分類するか悩みましたから。


松本紀生写真展『アラスカ原野行』
 http://epsite.epson.co.jp/matsumoto/matsumoto.htm

 2005年12月21日(水)~2006年2月4日(土)
 10:30~18:00
 エプソン・イメージング・ギャラリー epSITE
 http://epsite.epson.co.jp
 入場無料



 "Norio Matsumoto"
 この名前を知ったのは今から4~5年ほど前になるでしょうか(もっと前?)、アンカレジ空港の新聞自動販売機で見たAnchrage Daily News日曜版の一面に大きく掲載されたオーロラでした。
 日曜版は通常よりもページ数が多く、特集が組まれます。
 ところが私はアラスカを発つ朝だったので、荷物が増えるのを躊躇って新聞を購入しなかったために内容は不明ですが、そのトップを華々しく飾っていたオーロラは厳寒のデナリ山塊の氷河上に輝くエメラルド・グリーンのカーテンで、遠く山より離れた場所からではなく、デナリに抱かれて撮影されたものと一目で分かりました。

 厳寒期にデナリの氷河上でオーロラを撮影している人が居る!?
 星野道夫さんみたいだ…。

 そう思ってクレジットを見ると、Norio Matsumotoという日本人名。
 確かに、冬期にデナリの氷河上で何週間も過ごしているらしいコメントが付いていました。
 しかしながら、それ以上の詳しいことも、どのような字を書くのかも全く分からず(英字新聞なのだから当たり前!^^;;)、その後、何度かアラスカで彼の名前を目にすることがあったものの、彼のプロフィールはベールの向こう側のまま年月が流れていました。

 今回、この写真展を知った時に松本紀生氏がNorio Matsumotoさんであることにすぐには気づかず(実際に漢字で目にしてみるとピンと来なかったのです。^^;;)、プロフィールを読んでポン!と膝を打ちました。
 ああ、やっと巡り合えた!

 私が思っていたよりもお若い方でした。
 厳寒期のデナリ氷河上で(彼は今まさにその上に居る筈です!)キャンプしながら何週間も過ごすというのですから…。
 北米最高峰デナリ(マッキンリー6,194m)の標高はエベレスト(8,848 or 8,844m)よりも随分低いですが、自然環境に関してはそれ以上の過酷さで知られていて、特に風が強いとのこと。

 現在サイト容量の関係で公開しておりませんが、1999年9月25日の朝日新聞で報じられた『日本の登山家がマッキンリーに設置した自動観測装置がアラスカ州立大で「第二の人生」』というニュースをご紹介しました。
 以下は、拙サイトでのご紹介内容です。
 
”山岳遭難防止を目的に、日本山岳会科学研究委員会の大蔵喜福(よしとみ)さんが、1990年に北米最高峰マッキンリー(6,194m)の峠デナリパス(5,715m)に設置した自動観測装置が、このほどアラスカ州立大の国際北極圏研究センターに寄贈されました。国立公園内の設置許可期限の10年が迫り、撤去しなければならなければならなくなったところ、利用価値の高さから、先のセンターが観測を継続することになったそうです。
 植村直巳さん他多数の登山家が遭難しているマッキンリーですが、大蔵さんは友人の死をきっかけに、遭難原因の解明をしたいと周囲を説得して、観測機器の設置や、年に一度の機材の点検とデータ回収を行ってきました。その結果、冬のマッキンリーでは気圧が低下してヒマラヤ並みに匹敵、最大瞬間風速が84.5mにも達したことがあるとか・・・。
 当初、遭難防止で設置された観測機器は、今後は地球温暖化の解明の役割も担う形になります。"

 下記のブログにも、これに関する記事が書き込まれていました。
 http://tamagoya.ne.jp/potechi/2003/20030528.htm
 同じ気温でも、風がもたらす体感温度は寒冷地では全く異なります。
 ブリザードに襲われたら、くわばらくわばら…。
(体感温度に関しては、拙サイト中の下記ページをご参照下さい。)
 http://www.bekkoame.ne.jp/i/lummox/gazing/gazing06.htm


 是非、エプサイトに行かなくては!!
 2月までやってるもん…なんて思っているとダメなんですよね。(^_^;)

 紹介画像はアラスカで入手した昨年のオーロラ・カレンダーに収録されていた松本紀夫さんのもので、下記公式サイトにも収録されています。

松本紀生氏 公式サイト
 素晴らしい数々の写真はもちろんのこと、Flashで美しく仕上げられているサイトです。
 是非ご覧下さい!!
 http://www.noriomatsumoto.com/
コメント (2)
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