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青海チベット鉄道~世界の屋根2000キロを行く
2007年1月2日(火)21:00~22:30
2007年1月8日(月) 8:35~10:05(再)
NHK総合
どこまでも連なる崑崙山脈、標高5072メートルの世界最高の峠ごえ、眼下に広がる果てしない雲海、橋下を流れる長江の源流、地平線で紺碧の空と溶け合う白く凍った湖、点在する遊牧民のテント…。「世界の屋根」を貫く青海チベット鉄道が今年7月に開通、青海省の西寧からチベット自治区のラサまでおよそ2000キロが鉄路で結ばれた。沿線には、これまで目にすることが出来なかったチベット高原の壮大な風景が展開する。
また、ここは世界で類を見ないほどの厳しい自然環境でもある。標高4000メートル以上の区間がおよそ1000キロに及び、その多くは凍土地帯、およそ400キロにわたり大自然が広がる無人区間も通過する。そのため、列車には完全気密状態を保ち常に新鮮な酸素を供給できるなどの最新技術が投入されている。
番組では、この青海チベット鉄道を世界に先駆けて取材、雲上の大パノラマをたっぷりと紹介する。あわせて、最新のテクノロジーが駆使された車両の魅力、厳しい自然環境下で運行を支える人々、さまざまな目的でラサに向かう人々との車内でのふれあい、伝統を守りながらも列車の開通で変わりつつある沿線住民の暮らしなどを紹介する。
青海チベット鉄道。
中国での表記は青蔵鉄路。
開通のニュースを見た時に目を引いたのは、その高低差の図でした。
不確かですが、西寧から一気に崑崙山脈へ駆け上がり(途中で深い谷へ降りて、再び登る場所もあったような…)、標高4000m以上を延々走るという過酷さ。
飛行機を利用する場合も心配ですが、その急勾配は余計に高山病が懸念されるように思えましたが、気圧調整や高気密設計、酸素マスクなどの機材が導入されていると知り、少し安堵。
途中には、世界最高駅(5038m)唐古拉(タングラ)があるそうです。
同鉄道の開通により、北京、成都、重慶、蘭州、西寧、上海-ラサ(拉薩)間が鉄路で繋がったということのようです。(実際の運行はこれからの場所も含む)
北京-ラサ間が48時間とのこと。
しかし、飛行機で1時間かからない距離を12時間かけて走るアラスカ鉄道でも、車窓から野生動物を撮ろうとすると、ブレたりします。
時速120kmほどで走行するという青海チベット鉄道車中からは、雄大な景色や野生動物を見物することが可能とのことですが、特に後者の撮影は結構難しいのかも知れません。
そして、北京-チベット間が鉄路で繋がった…ということは、政治的意味合いも大きいということですよね。
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雑誌『旅行人』2006年秋号(左の書影)
~アンダーグラウンド地下世界への旅~
ページ数など不明ですが、長岡洋幸さんによる
『夢のチベット鉄道 青蔵鉄道乗車記』が掲載されています。
『2006年夏号 ラサの21世紀』
も併せて入手すると良さそう。
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多くの世界一を記録 青海チベット鉄道
中国人民共和国駐日本国大使館のサイトより。
青海チベット鉄道にはいくつもの世界記録があるとのこと。
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青海チベット鉄道
とても詳しいです。
こちらは
中国登山・トレッキング相談所というサイトのコンテンツの一つです。
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青海・チベット鉄道とラサのショトン祭り7日間
こ、こんな記事も発見。(*_*;)
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青海チベット鉄道、壊れないうちに乗っておこう!