空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

アラスカ・パイプラインの写真展&写真集

2007-02-25 23:35:39 | (旧)雑記帳/アラスカ
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4903267571&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=ACCCF5&bg1=ACCCF5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe>◆石塚元太良写真展
 『You went too far to north』

 茅場町 Gallery Sora
 3月2日(金)~4月14日(土)

石塚元太良展
 『はじまりへの導線―Trans Alaska Pipeline』

 青山 スパイラルガーデン
 4月3日(火)~15日(日)

石塚元太良 写真集 『PIPELINE-ALASKA』
 プチグラパブリッシング
 3月末発売予定(発売が少し遅れた?4月に発売。※4月末加筆)
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北米最大の埋蔵量を誇るアラスカ北極海の油田は、1年のうち4分の3が凍結するブルードベイから、太平洋側の不凍港バルーデーズまでパイプラインで運ばれている。そのパイプラインは南北でアラスカを縦断し、その距離はじつに1,280キロ。人工の建造物としては、万里の長城についで、地球で2番目の長さである。1977年に約4年かけて建造、敷設されたが、パイプそのものは日本の製造会社が受注してもいる。

手つかずの「荒野」を旅するつもりで、初めてアラスカを訪れたのは2003年春。そこで僕の眼をとらえたのは、「荒野」ではなく荒野のなかをひた走るパイプラインのほうだった。大自然の中を延々にもちろん一度の断続もなくつづくその人工物は、人類の営みのどこかしらのおかしみやなんだか悲しみまでをも体現しているように思えた。なんでまた、人間はこんな最果ての地にまでこんなものを作らなくてはいけないのだろうかと。そして、それはまた石油という日常的に僕らが生活の中で必要としているものを運んでいる以上、僕ら自身でもあるとさえ言えはしないだろうか?ただただ美しい北極圏の自然のなかで、パイプラインは人の営み同様、どこかせつなく、どこかしらのおかしみを持って僕の眼をとらえたのだった。

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4902137666&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=ACCCF5&bg1=ACCCF5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe> 石塚元太良。(Gentaro Ishizuka)
 この名前を知ったのは、2002年のエプソン・カラーイメージング・コンテスト大賞受賞の時だったか、それとも昨年出版の写真集『WWWWW』のニュースで興味を覚え、過去を遡ってだったのか…。
 地球を4周するほどの世界旅行の経験を持つ石塚氏は、これまでデジカメで撮影を続けてこられました。その作品の量は圧倒的で、時には畳み掛けるような…まくし立てられるかのような威圧感さえ持って訴えかけてきました。

 世界各地を旅されて様々な場面や景色を目にされてきた石塚氏は、冒険写真家という肩書きで語られることも多いようです。
 アラスカ極北の地を訪れた時に彼の心を捉えたものは、荒涼とした大地ではなく人工物のパイプラインだったというのは、興味と共に、その光景を多少なりとも知っている身としては共感も覚え、そして人間という悲しみに想いが及びます。

 本作は4×5のネガで撮影された作品。
 これまでとはまた違った切り口を見せてくれることと思います。
コメント
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