今宵の一枚はカーティス・フラー「New Trombone」、録音は1957年5月。レーベルはPrestige。いやはや、ガンバッて更新と言いつつなんと1か月近くさぼってしまった。ボチボチ行きますので、よろしくお願いします。
このアルバム、聴いていてたいへん気分が良い。爽快になる。プレーヤーが全員溌剌とした演奏でワクワクしてくる。とりわけ、Doug Watkinsのbassがよく唄う。加えてSonny red Kynerのasがまた素晴らしい。もちろん、肝心のCurtis Fullerのtbもご機嫌。サックスの様な吹き方でasとの絡みは渾然一体となって分厚い音が堪能できる。ソロのB面2曲目「namely you」が一押し。楽器としてのトロンボーンの魅力を余すところなく味わえる。このバラード必聴ですぜ。実に非常豊か。失礼ながら向井滋春だとスムーズだけどどうも彫が浅く、軽い感じになってしまうが、同じ楽器のなのにこうも違いか、と感じてしまう。もっとも1950年代後半の録音の素晴らしさ、マルチモノでないし、ステレオですらないが質の高さでは太刀打ちできないからだろう。Hank Jonesのピアノもいつになく乗っていて「お、こんな弾き方するのHank」といった風情。
時代は1950年代後半Jazzはハードバップ全盛時代、当時の息吹を如実に反映しているのだろうか。
Van Gelderの録音はやはり凄い。
アルバムジャケット、New Tromboneのタイトルから想像される斬新なイメージとは裏腹の、なんとものんびりした雰囲気。これはこれで悪くはないのだが違和感あり。でも構図は素晴らしい。
side A
1. Vonce #5
2. Transportation Blues
side B
1. Blue Lawson
2. Namely You
3. What Is This Thing Called Love?
(personnel)
Curtis Fuller(tb)
Sonny red Kyner(as)
Hank Jones(piano)
Doug Watkins(bass)
Louis Hayes(drums)
このアルバム、聴いていてたいへん気分が良い。爽快になる。プレーヤーが全員溌剌とした演奏でワクワクしてくる。とりわけ、Doug Watkinsのbassがよく唄う。加えてSonny red Kynerのasがまた素晴らしい。もちろん、肝心のCurtis Fullerのtbもご機嫌。サックスの様な吹き方でasとの絡みは渾然一体となって分厚い音が堪能できる。ソロのB面2曲目「namely you」が一押し。楽器としてのトロンボーンの魅力を余すところなく味わえる。このバラード必聴ですぜ。実に非常豊か。失礼ながら向井滋春だとスムーズだけどどうも彫が浅く、軽い感じになってしまうが、同じ楽器のなのにこうも違いか、と感じてしまう。もっとも1950年代後半の録音の素晴らしさ、マルチモノでないし、ステレオですらないが質の高さでは太刀打ちできないからだろう。Hank Jonesのピアノもいつになく乗っていて「お、こんな弾き方するのHank」といった風情。
時代は1950年代後半Jazzはハードバップ全盛時代、当時の息吹を如実に反映しているのだろうか。
Van Gelderの録音はやはり凄い。
アルバムジャケット、New Tromboneのタイトルから想像される斬新なイメージとは裏腹の、なんとものんびりした雰囲気。これはこれで悪くはないのだが違和感あり。でも構図は素晴らしい。
side A
1. Vonce #5
2. Transportation Blues
side B
1. Blue Lawson
2. Namely You
3. What Is This Thing Called Love?
(personnel)
Curtis Fuller(tb)
Sonny red Kyner(as)
Hank Jones(piano)
Doug Watkins(bass)
Louis Hayes(drums)