今宵の一枚はトミー・フラナガンのThe Cats。録音は1957年4月。レーベルはPrestige。トミー・フラナガンは好きなピアニストだ。オスカーピーターソンのようにガンガン前へ前と突き進むタイプではなく、どちらかというとビル・エバンズ的なリリカルで耽美的な傾向をもつプレーヤーである。このアルバムでも強烈に存在を主張はしない。むしろ、控えめ。メンバーが豪華。コルトレーン、ケニーバレル、ルイス・ヘイズそしてシュリーマン。勉強不足でdsのダグは聴いたことがない。
個人的にはA面2曲目のMInor Mishapが好き。スリリングな演奏で実に楽しい。とりわけケニー・バレルのギターが凄い。圧倒的である。アルバム全体を通じて彼の演奏が飛びぬけている気がする。これは必聴。
side A
1.How long has this been going on
2.Minor mishap
3.Eclypso
side B
1.Solacium
2.Tommy's time
(personnel)
Tommy Flanagan(piano)
John Coltrane(ts)
Idrees Sulieman(tp)
Kenny Burrell(guitar)
Doug Watkins(bass)
Louis Hayes(ds)
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