今宵の一枚はビルエバンズのデビューアルバム、タイトルはまんま自分の名前「Bill Evans」。レーベルはRiverside。録音は1956年9月。ハードバップ時代の息吹が残る演奏でとにかく元気でパワフルだ。後年の彼の演奏からは想像しにくい。ラファエロではないがbassのToddy Kotickもなかなか良い。粗削りなといっても過言ではないほどバリバリと音が前に出てくる。初デビュー作ゆえ、張り切るのは当然だがそれにしてもちょっと驚く。優雅さや、リリカルなプレイとは無縁。
Waltz for Debbyも収録されているが聴きなれた同タイトルのアルバムとはまったく趣が違う。この曲を聴くとやはりbassはラファエロでなければ、と感じる。
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