今宵の一枚はマイルスのThe new Miles Davis Quintet。Round about midnightとほぼ同時期(20日後の録音)のアルバム。レーベルはprestige、1955年11月の録音。C00kin、Relaxin、Workin、Steamin、Round about mifnightと本アルバムがマイルス初期のアルバム。残念ながらメンバーは変わらないのに地味目な演奏ため、他のアルバムに比べると知名度が大きく劣る。マイルスのミュートが冴える、いやマイルスのミュートを聴くためのアルバムだろうか。上手い、ミュートかくあるべきといった演奏で、芯があって他の楽器との間合いも完璧。
コルトレーンがまだ彼本来の奔放さが出ていないのがおもしろい。ガーランドのピアノと、チェンバースのベースが凄い、マイルス以外ではこの二人が出色の演奏である。B面冒頭のS'posinのガーランドとマイルスの絡み、同じく2曲目のチェンバースのソロが素晴らしい。
side A
1.Just squeeze me
2.There in no greater love
3.How am I to know
side B
1.S'posin
2.Miles theme
3.Stablemates
(personnel)
Miles Davis (tp)
John Coltrane (ts)
Red Garland (p), Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)
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