欲。

と、まぁ、子供たちの不安材料を抱える昨今。

こういう問題に関わらずだけど、トラブルの原因になるのが

「欲」

だと、思うようになりました。

モーリーが取っている朝日新聞のとあるコラムとか、
仏教に関する書籍を読んだりしていると、やっぱり
そうだな～と思う事しきりです。

もちろん自分を前に動かす原動力になる「欲」ならまだしも、
誰かをこういう風に動かしたい、とか、お金を手に入れたい、と
いったいろんな「欲」は、ケンカやトラブルの元。

以前、ＴＶなどでも有名になって、この日記にも紹介した
加島祥造さんの「求めない」に似ているけど、「欲」を捨てたら
人間どんなにか楽になるのになと思います。

仏教でも確か、苦の根源になっているのは「欲」
この「欲」を捨てることこそが救いになる、と何かで
読んだことがあります。


何かにぶつかった時、そんな「欲」のことを考えてみたりもしますが、
ふと思い出すのが、羽生善治さんの言葉。

現実の世界も将棋も同じだが、物事が予想通りにいくのは本当に少ない。
ほとんどの場合は予想外、意表をつくことが多い。
それに対処し、順応していく人が強い人だ。

と。

いろんな人の言葉で乗り切らなくちゃいけません、母は。

道のりは遠い・・・

受験を控えた子を二人抱えていると、毎日がミラクルで、サスペンスで
驚きに満ちています（汗）

１番目の子とはバトルもあったけど、ちゃんと自分で見て
決めた学校へ、１週間ほど前受験料を払い受験票も届き
あとは来月の受験を待つのみ、と思いきや・・・。

進学してからの住まいをもう既に考えていた母は、ネットで
ちょいと探して、資料を請求。
そして、その資料を娘に渡したところ、

「ユニットバスは絶対にイヤ！」

これならまだ我慢できた。

「ユニットバスにするくらいなら、受験を辞める！」

あ、そ・・・。
トイレ・バス別のマンションに住むために受験させるんじゃないわ！
じゃ、辞めてもらおうか！

と、まぁ、売り言葉に買い言葉・・・。
いつものパターンでバトルになってしまいました。

こっちは、もうバカバカしくて情けなくなって、

「人の気も知らないで～～～！！！」

と叫びたい気持ち。
会社の仕事も以前よりぐっと減り、この先どうなるのやら・・・。
もしかして解雇もあり得るね、次の職どうする？と同僚と話することも度々。
不安を抱きつつ働いていたところに、これでしょ。

もっと上手に話をしていけばよかったのかも。
でも、こんな贅沢言っててええの？と、母は思うわけです。
ユニットバスであろうとなかろうと、そんなことちっぽけな
ことじゃないかよ～と。

きっと自分もそういうことを親に思わせて、困らせたことも
多々あったことでしょう。
それを思うと、もう何も言えないんだけど、まぁ何ですなぁ、
説明をするだけじゃなく、実際見学してみないことには、事は進みませんな。

ていうか、もうほんとイヤなら、受験しなくていいよ、アホらし・・・
そんな気持ちにもなります。

でも、気持ちがやっと落ち着いてきた・・・。

まったく・・・血圧が上がりそうだよ。


続いて２番目の子だけど。
ついこの間は、ちかくの県立高校、と、進学希望票に書いたにも
かかわらず、今は「バスで３０分ほどの県立高校」に行きたい！
と申しております。

原因は、先週行ったクラシックの演奏会。（市内で毎年ある演奏会です）
友達と聞きに行ったんだけど、そこで中学校の時の先輩に偶然会い、
進学の話になり、その先輩が通っている「バスで３０分ほどの県立高校」に
絶対おいで～と言われたらしい。

その高校には音楽部があり、一緒にやろうよ～とも言われ、話が
盛り上がり、２番目の子の友達ともども決心したというわけです。

親としては、

「もうこれでファイナルアンサー？」

と聞きたいくらいです。
いったいこれからどうなるのか・・・。

ほんとに進学への道のりは遠いです。
あ～、頭が痛い～～～。
気が重い～～～。