SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

大喧嘩のすえに。

2023-08-04 08:34:00 | 日記


暑い夏に
更に熱い
熱情ソナタ。

べ―ト―ヴェンが
1803年に入手した
エラール・ピアノで
1804年に作曲されました。

幅広いダイナミックと
低音域と高音域が
使用できるようになった
新しい楽器の
特性が活かされた
作品です。

「熱情」と呼ばれる
激しいソナタが
作曲された背景には
べ―ト―ヴェンの
叶わぬ恋と、
ピアノの進化が
あったのです。

又、このソナタは
直筆の楽譜が
保存されていることでも
知られています。

1806年、
パトロンの
リフノフスキ―侯爵と
大喧嘩して
邸宅を飛び出した
べ―ト―ヴェン。
この時、彼は
熱情ソナタの楽譜を
持っていました。
およそ10キロ南の
イェレニツェという町まで
夜通し歩きましたが
この時、降っていた雨が
鞄に染み込んだために
熱情の自筆譜には
雨が染みが
残っています。




熱情ソナタ 第3楽章
ランラン