SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

大気不安定

2023-08-27 06:20:00 | 日記

昨夕も6時半頃から
ピカッ ガラガラ
ドッカ〜〜ンと
にぎやかなこと。

そのうちに
ピカッ・バリバリバリバリ
ビッシャ〜〜ンと
鋭い音に変わって
バラ・バラバラと
大雨の伴奏入り。

このところ
毎日のように
大気不安定
雷雨に
見舞われています。

水撒きの必要がないのは
ラクですが
雨が降り出す前の
湿気ときたら
サウナ以上です。

  ✨✨✨✨✨

そこで
ヴィヴァルディの
「四季」より
第3楽章「夏の嵐」 

300年の時を越えて
ヴェネツィアの嵐の様子が
伝わってきます。





お口直しには
爽やかな秋の第3楽章




ヴェネツィア生まれの
ヴィヴァルディは
10歳で教会付属の
学校に入り
15歳で聖職者の道を歩み
25歳で司祭に
叙任されました。

この年に
ピエタ女子養育院の
ヴァイオリン教師に
任命されました。
この養育院は
恵まれない少女のための
施設でしたが
特に素質のある少女には
音楽を勉強する機会が
与えられていました。

ヴィヴァルディは
少女達の音楽教育や
運営資金獲得のために
演奏会用の新作の作曲に
大活躍しました。

彼が生涯に残した
協奏曲は500曲を超え
オペラも50作以上
作曲しましたが
その代表作が
「四季」ですね。



喜びの島

2023-08-27 01:58:00 | 日記
残暑厳しい一日でしたが
夕方、扉を開けると
涼しい風が入って
空には秋の雲が
広がっていました。

子供達は来週から学校です。

  🥀🥀🥀🥀🥀

ドビュッシーは
パリ音楽院で
14歳の時に
エミ―ル・デュランの
和声学(作曲の勉強)の
クラスに入りましたが
厳格な教え方で有名だった
ようです。


彼は新しい響きを教える
先生ではなく
古い規則を間違えなく
伝えるタイプだったのです。

ドビュッシーは
普通ではない音の響きを、
つまり
普通ではない音の
つなげかたについて
興味を持ちはじめて
いたので
課題はいつも
先生の赤鉛筆で
真っ赤になっていました。

それでもめげることなく
頑強に続けていましたら、
先生はついに
「すべては断固として
規則に違反している。
だが才能はある」と
言ったのです。


  ✨✨✨✨✨

「喜びの島」

ドビュッシ―の
ピアノ作品は
ピアニッシモで
消えていく作品が
多いのですが、
「喜びの島」だけは
トレモロとアルペジオが
炸裂して狂乱の
フィナーレを迎えます。

フランスの
ロココ時代の画家ワト―の「シテ―ル島への船出」の
影響を受けて
1904年に作曲されましたが
超絶技巧を要求される曲で
豊かな色彩感ときらびやかな
世界観を持つ名作です。

ドビュッシー自身、
「なんと弾くのがむずかしいんでしょう。この作品は
ピアノで演奏しうる
すべての手法の集大成の
ように思われます」と
出版社宛ての手紙に
書いています。

   🎵🎵🎵🎵🎵

マウリツィオ・ポリ―ニの
演奏です。