SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

変なタイトル

2024-01-04 09:47:00 | 日記

3日の夕方
レッスンに
やってきた断崖君
頑張れ・がんばれ!

   ✨✨✨✨✨


エリック・サティ
(1866-1925)

西洋音楽史上で
異彩を放つ
作曲家サティ。

1866年にフランスの
オンフル―ルで生まれて
4歳の時にパリに移住
しました。
6歳の時に母が亡くなり
祖父母のもとに
預けられます。

あるとき祖父が
サティが神秘的なもの
とりわけ
グレゴリオ聖歌に強く
興味を示す事に
気づきます。
早速ピアノを習わせ
教会の聖歌隊長について
勉強をはじめました。

12歳の時に
パリ音楽院に
入学しますが
伝統的な
音楽院の教育が
肌に合わず
授業をさぼり
アンデルセン童話を
読みふけり
学校をサボって
教会や図書館に通い
古典文学や中世音楽を
調べることに
熱中していましたが
やがて退学処分に。


軍隊に志願しても
居心地が悪く
寒風に胸をはだけ
気管支炎を患い
除隊に成功しました。

モンマルトルの
文学酒場で
ピアノを弾き
シャンソンなどの
伴奏をしながら
≪3つのジムノペディ≫
などを書き上げますが
変なタイトルが
多いのです。

≪犬のための
ぶよぶよした前奏曲≫
≪干からびた胎児≫
≪嫌らしい気取り屋の
3つの高雅なワルツ≫
≪あらゆる意味に
でっち上げられた数章≫etc.

まだまだあります。(笑)


作曲家の
ストラヴィンスキ―は
「今まで出会ったなかで
一番奇妙で
一番素晴らしい人間」と
書いています。

同時代の作曲家
ドビュッシ―も
今世紀のさなかに
迷いあらわれた
心優しい
中世音楽家と呼んで
親しくして
いました。