SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

放浪の旅

2024-01-28 04:28:00 | 日記

今朝は早起きして
ミサのオルガンを
弾かせて頂きました。

午後はレッスンを
終えたあと
東京に向かいます。
雨の予報ですが
電車、新幹線を乗り継ぎ
ホテルまで
雨でも雪でも
濡れずに
到着予定ですが
万が一を考え
前日入りします。

  ✨✨✨✨✨


旅好きの作曲家は
サン・サ―ンス。

39歳の時に
19歳の
マリ・ロ―ル・エミリと
突然、結婚して
周囲を驚かせました。

その年の暮には長男が
2年後に次男が
誕生しました。
長男が自宅の窓から
転落死。
そして6週間後に
生後7ヶ月の次男が
病死してしまいます。

父親が早くに世を去り
母子家庭で育った
サン・サ―ンスは
フォーブル・サントノ―レ
大きなアパートに
住んでいましたが
母がこの結婚を
認めませんでした。

休暇中に
妻と旅に出ますが
突然、ホテルから
失踪してしまい
彼は2度と妻のもとに
戻りませんでした。

6年の結婚生活でしたが
その間に
オペラ「サムソンとデリラ」
で大成功をおさめ
「動物の謝肉祭」や
「交響曲第3番オルガン付」
大作を書いています。

母親が世を去ると
パリの住宅をたたみ
14年間にわたる
放浪の旅に出ました。

カナリヤ諸島や
スペイン、セイロン、
マルタ島、北アフリカ、
スイスなど
外国を旅しながら
ホテルで作曲し
哲学論文などを
執筆していました。

「動物の謝肉祭」より
「水族館」