日本のメロディ

「ボエー厶」「トスカ」と

ともにプッチーニの

3大オペラの一つに

数えられている

「蝶々夫人」

アメリカの劇作家

デイヴィド・ベラスコの

戯曲をもととしたもので

彼は一度も日本の土を

踏んだことが

ないのですが

彼の姉で宣教師として

長く長崎に住んでいた

アーヴィン・コーレル夫人

に聞いた

実際に長崎で起こった出来事

にもとづいて書いたそうです

　　　✨✨✨✨✨

明治時代の長崎に

滞在してしていた

アメリカの海軍士官

ピンカートンは

斡旋人ゴローの紹介で

芸者の蝶々さんと結婚

します。

それは100円で買えて

いつでも破棄できる現地婚

でした。

しかし蝶々さんは

ピンカートンに夢中になり

密かにキリスト教に

改宗してしまいました。

叔父の僧侶ボンゾは

改宗に激怒し

一族から縁を切られます。

しかし愛する人と一緒で

蝶々さんは

幸せな毎日を

送っていました。

任期を終えた

ピンカートンは

アメリカに帰国しましたが

3年が過ぎたある日

彼を乗せた船が港に

入ってきます。

狂喜する蝶々さん。

しかし彼は

アメリカ人の妻を

伴っていました。

子供を引き取りたいという

夫妻の意向を知った

蝶々さんは

父の形見の短刀を取り

自害するのです。

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プッチーニも

日本の土を踏むことは

ありませんでしたが

真剣に日本の研究に

とりかかりました。

当時イタリアを訪れていた

川上貞奴に会ったり

イタリア公使夫人

大山久子さんから

「宮さん、宮さん」

「越後獅子」

「君が代」

「お江戸日本橋」などの

楽譜を借りて

日本の旋律に親しんだり

風俗習慣や宗教的儀式などを

調べたようです。

間違って使われた曲も

ありますが

オペラの雰囲気を

作り出す手腕は巧みで

日本のメロディが

効果的に使われた

人気オペラになりました。

マリア・カラス

「ある晴れた日に」

（4'40"）