変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




テレビで見た、とあるコンサルタント談。
経営の建て直しを依頼されて。

「個々の事情は聞かない。聞いてしまうと判断を誤る。」

現状には理由がある。個々人にはそれぞれ事情がある。
それらを鑑みていては、ドラスティックな改革ができなく
なってしまう。そう言いたいのだろう。

ちょっと話は飛ぶが、戦争は悪である。
場合によっては必要悪とか、最後の手段とかのご意見
もあろうが、ここでは、完全悪 と定義する。
しかし、有史以来、戦争は無くならない。
そして、ある時から酷さが加速した。
極論すると、戦争とは 『敵を殺す』 ことだ。
人として生まれた者には、抵抗があるはずだ。
ところが、ボタンを押すだけで、あるいは見えない所で、
人が殺せる武器ができてしまった。
殺人の敷居が低くなった。
扱う人間の位が上がれば上がる程、大量殺戮になる。
某国の大統領に至っては、サイン一つで原爆投下だ。
何十万人が死んで、被災して、その数倍が抗い難い
悲しみに苛まれる。

こういったことは、完全悪な戦争のスキームである。
そういう様式を日常生活に持ち込んではならない。

と思う。

とまれ、前述のコンサルタント。言わんとするところは
分かる気もするが、それは戦争の理論だ。
個々の事情を鑑みない決断なんて、意味があるのか?

じゃ、どうするか。
報道ステーションでキャスターが言った。
『切る』のではなく、ワークシェアとかして、皆で痛みを
分かつことも考えねばならぬと。

正論である。

しかし、年俸制のホワイトカラーにワークシェアは成立
するのだろうか?
できない理由をあげつらうつもりはないが、非情に困難
な側面がある。

答えが無い。
迷走。
そして何処へ行くのだろう?

いや、行きたいのだろう?
岐路に立っている。まずはその意識が必要だ。
そして、分岐は左右だけではないはずだ。

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おいらは、いつでもここにいます。

え?

おいらじゃない?

あ、サンタさんね。

いますとも。

日本のクリスマス。
日本のサンタさん。

世界的には特殊なのかな?

ま、発祥の原点と普及した現実が大きく趣を異にする
ことは、珍しくはないでしょう。行事も言葉も習慣もね。
キリスト教的に不愉快な感じになっていたら、それは
ゴメンなさいだけど。
でもね、個々には色んな事や思いがあるんだろうけど、
総論で言わせてもらうと、キリストさん、ありがとうって
感じですよ。
あなたが味わった言葉に絶する苦悩は、二千年の時
と数千キロの距離を経て、めでたくて楽しいイベントと
して受け継がれていますよ。

見てください、子供達の笑顔、慈しみに満ちた親の顔。
感じてください、恋人達の笑顔、振りまかれた幸せ。
苦悩が共存するのは、いずこも同じ。
諦めることなかれ。

ただ言えるのは。
職場の若い人達。
こんな日まで、仕事一色でごめん。
不束なマネージャですね、おいらは。

でもさ。
今度の正月は休むぜ。

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