まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

新作 ~ 「黒猫タビィの物語」 18

2013-10-18 21:52:06 | 「黒猫タビィの物語」 2013ハロウィン
ども、お今晩は~。
気が付いたら10月も下旬になろうとしていますよ。びっくり。

いや、何がびっくりってね、
まかろん、毎年10月に開催される鉱石フェアを楽しみにしていたんですよ。

10月にしか開催されないわけじゃないけど、この10月のが一番、
見た目にも綺麗な石(ミネラルアート&ジェム展、なので宝飾クラスが出るんです)が
出るので、夏くらいから日にちをチェックしてたんです、けど。

気が付いたら、終わってた・・・。

ま、まあ、行くと欲しくなるからね!
これ以上、石増やしても何だし!
こ、今年は行くの止めよーかなー、なんて思ってたくらいだし!

・・・っ、お、終わってた・・・。


気を取り直して、
さあ、今日はタビィはどうなるでしょう?


2013年10月1日~ブログ直接投稿 「黒猫タビィの物語」 その18

  タビィが内心困って 見返したとき
  大きな闇が 訪れたのを感じた
  広間の明るさは 変わっていない
  けれど重い闇が 自分の裡からわき出でて
  目に紗をかけたように 思えた

<つづき>

一瞬 何も見えなくなる
西の魔女の 息を呑む音がした
次の瞬間 明るくなって
広間の奥 大きな椅子に
大きな何かが 現れた

それは 形をもたなかった
そこに在るようで 広間全体にも
広がっているようにも 見えた
黒い煙のように見えた 次の瞬間には
奇妙に明るい光にも 見えた

何もこれと 捉えられるものはなく
ただひたすら重い 何かの存在を
タビィは心の中に 感じていた
これが魔王だと 心の何かが
立ちすくむタビィに ささやいた

よく来た 皆の者
深い静かな声が 頭の中に響き渡った
一同は 一斉にひざまずいた
卑しく力弱き 我が下僕たち
汝らは 何を求めるか?

とたんに あちらこちらから
これが欲しい あれがしたいと
耳やかましく どら声が上がる
けれど傍にいる 南や西の魔女たちは
青ざめた顔で じっとひざまずいていた

そっと見回すと 北の魔女も黒騎士たちも
同じく黙って ひざまずいてた
次第に 騒ぎは静まって
広間はまた 異形の者たちを抑えつける
奇妙な明るい闇と静けさに 支配された

<つづく>


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コメント
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