いよいよアイラ島。28年ものはおろかローズバンク同様にこちら
も蒸溜所が閉鎖されています。ディアジオ系列なのも同じ。
普通に英語読みして通じるところでホッとしたりしますが、ローズ
バンク、ティーニニックと穏やかなモルトで酔いが回ってきたので
荒々しいのが欲しくなったのだと思います(すみません、もう随分前
のことで覚えてません、笑)。
マスターは同じようなボトルを二本持ってきて「どっちにします?」
とカウンターパンチで攻めてきました。
同じ28年熟成ですが、緑の方は1982年蒸溜で2011年のボト
リング、赤の方は確か1年違いだったように思います。
断って香りを嗅がせてもらって、緑の方を選びました。
いわゆる「らしい」ポートエレンです。
閉鎖された蒸溜所の後、現在はディアジオ社のポートエレンモルティ
ングというモルトスター工場として毎日燻煙を上げています。
アイラ島に行くと、ポートエレンの港(というかエレンの港)から東に
ラフロイグ、ラガヴーリン、アードベッグと蒸溜所が並んでいるので
すが、ちょっと乱暴にラフロイグとアードベッグが似ているとするな
ら、ポートエレンはラガヴーリンと似ていると言っていいのではない
でしょうか。アルコールの上に荒々しい磯の香りが広がります。
赤いボトルの方は、香りの限りですが、比べてみるとやや穏やかだっ
たように記憶しています。すみません、もう酔っていましたので。金
曜日ということでお許しください(笑)
感謝!