(写真:小島プレス工業の自動車部品工場の見学にて)
岐阜の「人材チャレンジセンター」は略して「ジンチャレ」と呼ぶとの事です。
福岡県でも天神に「若年者しごとサポートセンター」を設置していますが、岐阜版ジョブカフェの視察に行きました。県が運営しいる若年求職者を対象とした、カフェスタイルの就職支援センターです。福岡の施設に比べると広いスペースを有効に使っていて手作り感のある演出がいたるところに感じることが出来ました。岐阜県は隣接する愛知県に労働者が流失することに歯止めをかけることが課題であるとのことでした。でも、三年間で1万2000人の就職支援の実績を残し、利用者にきめ細かなアドバイスを送るキャリアアドバイザーの姿が印象に残りました。福岡県も自動車産業への依頼だけではなく幅の広い産業への若者の進出を後押ししていかなくてはいけません。
その後、豊田市にある「小島プレス工業株式会社」に伺いました。
訪問するまで何故この会社に訪問するのか分かりませんでしたが、バスの中で随行の行政の方の話を聞くと理解出来ました。我が県は自動車産業を後押ししています。勿論、自動車産業は多様で多数の産業が同時に必要となります。今回訪問した会社は福岡県にある九州トヨタへの部品の供給を行う会社であり、県が頼みこんだ形で小竹町に本年九州工場を立ち上げたところでありました。トヨタの創業からの協力会社であり、主要製品としてはプレス部品・樹脂部品・電気電子部門など従業員1600名の大企業であります。でも、一番感心したのは社員教育が徹底されていることや会社が社員を大事にしている印象がいたる所に見受けられました。トヨタ系の会社は社会貢献の重要性を常に念頭に置き、生産活動を行う企業体です。この会社の会長並びに社長から会社の案内や工場の案内を受けました。とてもすばらしい会社です。そして我が福岡県に工場を設立していただき感謝しています。
その後「小島プレス工場株式会社」が運営している「身体障害者福祉工場を訪れました。授産施設を併設していて身体に障害がある方の社会自立の支援の為の施設であります。クッキー工場では自動車部品で培った技術でトヨタ車の形をしたクッキーが製造されていてそれがトヨタ販売店の記念品に採用されていました。
敷地内はとても明るく花や緑に覆われて素敵な環境でした。そしてみんながとても明るく元気よく仕事に励んでいる姿印象的でありました。
「小島プレス工業㈱」の企業としての懐の深さと創業者の意思を受け継ぐ社員の質の高さに感激しました。
それにしても名古屋などの中京圏は現在日本有数の元気な地域です。
町に活気があり企業が元気でありました。