(写真:デリー州議会の議場の議員席にて)
インドの雑踏の中で・・・
インドでの日本の印象ですが、概ね親日家が大勢を占めるとのことでした。特に驚かされたのは、日本への原子爆弾の投下の事を小学校6年生時に授業で説明され広島や長崎の写真と共に「サダコさんの日記」を教材に原子爆弾の恐ろしさを伝えるとの事でした。更に、その状況から立ち上がり、現在の日本のテクノロジーを築いた素晴らしい国民であると授業で教えるとの事でした。 その中には日本の政治と教育を称え、国民が全員教育を受けることが出来る制度を構築した「明治維新」を高く評価していました。
また、デリーのメトロ(地下鉄)開発には、たくさんの日本の企業が建設等に参加し、第一期工事の建設費用の約6割が日本のODAで、日本がその開発に大きく寄与しています。そのため、このメトロは日本とインドの友好のシンボルとなっています。
インド人の性格ですが、みんな明るく、貧しくても生きていけるバイタリティがあるとの事です。自然や動物には優しく、老人が混雑する道を横切る時には見知らぬ若者が一緒に寄り添って横断のお手伝いをすることが当たり前でという優しさ。
タタグループの吉岡氏と夕食をとっていると食事中なのにしきりに食後のコーヒーを持って来ようとするインド人店員。「まだ、食事中だから終わってから」とお願いしましたが、この事について吉岡氏は「相手のことを配慮せず自分のことしか考えていないのがインド人。でもきちんと説明すれは理解しますから」と軽く説明されました。この食事はスペイン料理となっていましたが我々が知りうるスペイン料理は無くスパゲティーや焼き鳥、あっさりスープでした。文化の違いを理解して初めてその国が理解出来ます。
(写真:オールドデリーの街を散策)
(写真:日本大使館の美しい中庭)