私は “7年前に神戸に来たばかり” なので、このお店で美味しいものを食べて飲めることが、どれだけ凄いことなのか、よく分かっていませんでした。
というのは 松屋酒店 での「奥座敷の会」。
飲み友達がいつも声をかけてくれるのだけど、なかなか都合が合わず、ようやく初参戦。
一緒にお誘いしたママ飲み友いわく「私は13年前くらいから、ずっとここに来たかったのー!」と・・・そ、そんな前から?!?!(汗)
でも、酒屋なのに「奥座敷」ってどういうことだろう…?と思って来てみたら。
外観は至って普通の酒屋さん。
だけど、中に入ると・・・
どゆこと?!?!?!?!
いきなりカウンター!
びっくりしすぎて写真撮れなかったので、こちらから画像を拝借。
酒屋・・・って言うより立ち飲み屋、角打ちじゃん!
って言っておきながら、そいえばバイト先だった 酒商熊澤 もそうだったじゃん!(笑)
でも、外観とのギャップ ↑ はマジでびっくりします。
で、このカウンターの奥にあるのが 奥座敷 。
なるほど、だから「奥座敷の会」なのか。
掘りごたつでまったり。
コロナの影響もあり席数は半分で開催だけど、グラスとかメニューがあったりして、酒屋でも角打ちでもなく、もはや飲食店。
立ち飲みとは違い、奥座敷では 元フレンチのシェフだった店主さんのコース料理 のみ。
ホワイトボードにも「○○様 ご予約」とある。
しかも、店主さんは大の釣り好きで、お店に出される魚も店主さんが釣ってきたお魚ばかりだとか。
(お店の Instagram も釣りの写真ばかり(笑))
お酒のメニューもばっちり置いてある。
あのー・・・
そもそもなんですがー・・・
この、もはや酒屋ではない空間、なんでそんな貴重な場なのか、よく分かっていないわたし。
この場にいる先輩皆さんに聞いてみると。
この奥座敷は年に2回しか予約を受け付けない。
だそう・・・どーゆーこと?
とポカーンとしてる私に、先輩方が状況を教えてくれる。
この年に2回の予約解禁日は、松屋酒店さんの1つしかない 電話回線の争奪戦。
その日(予約できる日)は仲間同士でとにかく電話して予約する。
繋がったらラッキー!即予約!
すなわち。
私が居られるこの現場は、皆さんの電話をかけまくるという努力の結晶なわけなのです。
はぁ〜〜ほんっとありがたいです(涙)!
お酒は持ち込みもOKだそうで、幹事さんがいろいろ持ってきてくださいました。
私は日本酒派だけど、ワイン派の方もいたり、嗜好はそれぞれあるので、用意するお酒もいろいろ。
まずはスパークリングで乾杯!
あ、お店の赤星ラガーも開けております(笑)。
コース料理の最初は、新物ホタルイカの酢味噌。
お造りは 鳴門一本釣り真鯛の炙り と 甘エビの子づけ造り
店主さん、鳴門によく釣りに行かれるそうなので、この真鯛も釣ってきたものなんだろうな。
焼き霜で香ばしいのも嬉しいんだけど、熟成された味わいな上に、この分厚さ。
甘エビも子付き、っていうのが、なんとも飲兵衛心をわかっていらっしゃる。
宇和島ぶりの塩麹 も、うまーい!
次に出てきたのは、アジフライみたいですが、いやいやいやいや!
のどぐろ ですと!
高級魚のどぐろをフライにしちゃうなんて…って思うんだけど、これがすんごく美味しくて、フライ、絶対アリ!
幹事さんが持ってきてくれたお酒はこんな感じ。
日本酒あり、ワインあり。
途中で松屋酒店さんの 道灌 をお燗で頼んだり。
途中で出てくる、このバゲットがまた美味しい!
聞けば、地元の 『KÖLN』のバゲットなのだそう。
このバゲットがこの後、大活躍。
出ましたー!
メインの1つ目。
ブイヤベース 。
ものすごーいいろいろ入ってる!
有頭えび、牡蠣、ムール貝、カサゴ、のどぐろ、グレ、コチ、スズキ・・・
なんて贅沢な!!!
この魚たちも、店主さんが釣ってきたんだろうな。
いろんな魚介から出汁が出てるからスープがまたうんまいんです。
くぅ〜〜まじうめぇ〜〜〜(涙)
さらに、メイン2つ目。
牛肩ロースの赤ワイン煮込み。
これもまた、まじでうめぇ〜〜〜(涙)
なんて柔らかいの!
ブイヤベースのスープも、赤ワイン煮込みのソースも、バゲットにしっかり染み込ませて、お皿がツルンツルンになるまでさらえていただきました。
ちなみに、この日は平日の昼間。
息子が学校に帰ってくるまでには帰らねば…ってことで、たったの2時間だったけど、本当に美味しかった〜、そして楽しかった〜。
“初めまして” の人たちともこの席で繋がれて、これを機にまた輪が広がる♪
それにしても、半年に一回しか予約解禁日がない、、、なるほどなぁ。
うまいなぁ(笑)。
奥座敷も素敵だけど、表の角打ちにも普通に行ってみたいな。
【松屋酒店】
兵庫県神戸市東灘区魚崎南町8丁目1−17
予約は年2回、奥座敷は何回やられているのでしょう?
ご店主が、その日や前日に釣られた超新鮮な魚介魅力的です。ブイヤベースすごいですね。^^
牛ワイン煮と南欧料理のようでもあり、和の食材もすごいです。
奥座敷はおそらく毎日のように予約が入っていると思います。
さすが、元フレンチのシェフ、ブイヤベースに牛ワイン煮、とっても美味しいです。
毎回、何かしらテーマがあって、この日は和洋折衷でした。