まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

松屋酒店 の 奥座敷

2022-01-31 20:01:30 | 日本酒を飲む @ 西日本

私は “7年前に神戸に来たばかり” なので、このお店で美味しいものを食べて飲めることが、どれだけ凄いことなのか、よく分かっていませんでした。

というのは 松屋酒店 での「奥座敷の会」。

飲み友達がいつも声をかけてくれるのだけど、なかなか都合が合わず、ようやく初参戦。
一緒にお誘いしたママ飲み友いわく「私は13年前くらいから、ずっとここに来たかったのー!」と・・・そ、そんな前から?!?!(汗)

でも、酒屋なのに「奥座敷」ってどういうことだろう…?と思って来てみたら。

外観は至って普通の酒屋さん。
だけど、中に入ると・・・


どゆこと?!?!?!?!

いきなりカウンター!
びっくりしすぎて写真撮れなかったので、こちらから画像を拝借。

酒屋・・・って言うより立ち飲み屋、角打ちじゃん!
って言っておきながら、そいえばバイト先だった 酒商熊澤 もそうだったじゃん!(笑)

でも、外観とのギャップ ↑ はマジでびっくりします。

で、このカウンターの奥にあるのが 奥座敷

なるほど、だから「奥座敷の会」なのか。

掘りごたつでまったり。
コロナの影響もあり席数は半分で開催だけど、グラスとかメニューがあったりして、酒屋でも角打ちでもなく、もはや飲食店。



立ち飲みとは違い、奥座敷では 元フレンチのシェフだった店主さんのコース料理 のみ。

ホワイトボードにも「○○様 ご予約」とある。
しかも、店主さんは大の釣り好きで、お店に出される魚も店主さんが釣ってきたお魚ばかりだとか。
(お店の Instagram も釣りの写真ばかり(笑))

お酒のメニューもばっちり置いてある。



あのー・・・

そもそもなんですがー・・・

この、もはや酒屋ではない空間、なんでそんな貴重な場なのか、よく分かっていないわたし。
この場にいる先輩皆さんに聞いてみると。


この奥座敷は年に2回しか予約を受け付けない。

だそう・・・どーゆーこと?

とポカーンとしてる私に、先輩方が状況を教えてくれる。
この年に2回の予約解禁日は、松屋酒店さんの1つしかない 電話回線の争奪戦

その日(予約できる日)は仲間同士でとにかく電話して予約する。
繋がったらラッキー!即予約!

すなわち。
私が居られるこの現場は、皆さんの電話をかけまくるという努力の結晶なわけなのです。
はぁ〜〜ほんっとありがたいです(涙)!

お酒は持ち込みもOKだそうで、幹事さんがいろいろ持ってきてくださいました。

私は日本酒派だけど、ワイン派の方もいたり、嗜好はそれぞれあるので、用意するお酒もいろいろ。
まずはスパークリングで乾杯!
あ、お店の赤星ラガーも開けております(笑)。


コース料理の最初は、新物ホタルイカの酢味噌
お造りは 鳴門一本釣り真鯛の炙り 甘エビの子づけ造り


店主さん、鳴門によく釣りに行かれるそうなので、この真鯛も釣ってきたものなんだろうな。

焼き霜で香ばしいのも嬉しいんだけど、熟成された味わいな上に、この分厚さ。
甘エビも子付き、っていうのが、なんとも飲兵衛心をわかっていらっしゃる。


宇和島ぶりの塩麹 も、うまーい!


次に出てきたのは、アジフライみたいですが、いやいやいやいや!
のどぐろ ですと!

高級魚のどぐろをフライにしちゃうなんて…って思うんだけど、これがすんごく美味しくて、フライ、絶対アリ!


幹事さんが持ってきてくれたお酒はこんな感じ。





日本酒あり、ワインあり。

途中で松屋酒店さんの 道灌 をお燗で頼んだり。



途中で出てくる、このバゲットがまた美味しい!

聞けば、地元の 『KÖLN』のバゲットなのだそう。
このバゲットがこの後、大活躍。


出ましたー!
メインの1つ目。

ブイヤベース
ものすごーいいろいろ入ってる!
有頭えび、牡蠣、ムール貝、カサゴ、のどぐろ、グレ、コチ、スズキ・・・

なんて贅沢な!!!

この魚たちも、店主さんが釣ってきたんだろうな。
いろんな魚介から出汁が出てるからスープがまたうんまいんです。
くぅ〜〜まじうめぇ〜〜〜(涙)




さらに、メイン2つ目。

牛肩ロースの赤ワイン煮込み
これもまた、まじでうめぇ〜〜〜(涙)
なんて柔らかいの!

ブイヤベースのスープも、赤ワイン煮込みのソースも、バゲットにしっかり染み込ませて、お皿がツルンツルンになるまでさらえていただきました。

ちなみに、この日は平日の昼間。
息子が学校に帰ってくるまでには帰らねば…ってことで、たったの2時間だったけど、本当に美味しかった〜、そして楽しかった〜。

“初めまして” の人たちともこの席で繋がれて、これを機にまた輪が広がる♪

それにしても、半年に一回しか予約解禁日がない、、、なるほどなぁ。
うまいなぁ(笑)。

奥座敷も素敵だけど、表の角打ちにも普通に行ってみたいな。


【松屋酒店】
兵庫県神戸市東灘区魚崎南町8丁目1−17

 


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2 コメント

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Unknown (庄助)
2022-02-01 08:20:19
隠れ家、秘密っぽい感じ、レア感あっていいですね。
予約は年2回、奥座敷は何回やられているのでしょう?

ご店主が、その日や前日に釣られた超新鮮な魚介魅力的です。ブイヤベースすごいですね。^^
牛ワイン煮と南欧料理のようでもあり、和の食材もすごいです。
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■庄助さん (まき子)
2022-02-01 09:31:46
この外見の酒屋の中が、こんな風になってるなんて思いもしないですよね〜。
奥座敷はおそらく毎日のように予約が入っていると思います。

さすが、元フレンチのシェフ、ブイヤベースに牛ワイン煮、とっても美味しいです。

毎回、何かしらテーマがあって、この日は和洋折衷でした。
返信する

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