山陰の味わいを堪能するなら @ 味処 進 （鳥取県 倉吉）

何年かに一度は、鳥取の酒蔵さんに伺うものの、今回ばかりは力の入れようがチガウ。

アメリカに行ってしまったら、あと何年会えるかわからないんだし・・・

と、渡米ずる前に、挨拶をしておきたかった、わが師匠・・・山枡酒店で、
ワイワイ楽しくとことん試飲させて（笑）もらった後は、
店長と、米子の先輩と、東京からの飲み友達と、みんなで飲みにいくことに！

いやーー、この日を、どれだけ待っていたことか♪


山枡店長んとこのお酒が入っていて、ずーっと行ってみたかったお店は、
駅から歩いてすぐのところにある　味処　進　さん。

お店は大通りにも面してるし、入りやすいような雰囲気の良いエントランス。
中に入っても、清潔でシックで気持ちが良い。


「まき子さんは、テーブルよりも、こっちのが好きでしょ。」と、
進さんとの会話の為に、カウンターを予約してくれていた店長、ありがとうございます！


カウンター内のお花が綺麗だし、酒器もお皿もこだわりがある感じ。


さて。
メニューを開くと・・・安心安心。見覚えのある文字が♪

なぜなら、手書きは、山枡店長が書いたものなのだ。
こんな味のある文字って、大好き。


お通しは、どうやらオクラを使っているよう？！
　
豆腐というか、ゴマ豆腐みたいなのも、練りこんでいるような・・・
とってもキチっと仕事しているような味わい。


さて。
お刺身はどれもこれも美味しそう～なので、オススメを盛り合わせにしてもらう。

おお！！　これは　モサエビ　だ！！

ずっと、鳥取で美味しいモサエビ、食べてみたかったんだぁ。
甘海老よりも大味だけど、もっちり感があって、あま～くて美味しい！
いいなぁ、こんなアテが安く手に入るなんて。


さらに、お料理は、ネーミングからして気になるものをチョイス。
納豆と平目の和え物　や　根わさびの天ぷら　なんてのも。
　
平目は細かくされて、納豆とそのまま和えてあるのだけど、不思議と納豆臭くない？！
根わさびは大葉に包まれて、天ぷらになっている。どっちかというと、大葉の味？！


さらに。
さわらの炙り焼き　とか　長芋焼き　。
　
早良って、炙ると、こんなにお刺身で食べたものよりも、じゅ～しぃ感が出るの？！
ちょっとした味付けも既にされているのだけど、その味がこれまたお酒がススム。

長芋焼きはチーズとソースがかかっている！
これを　“ぐちゃぐちゃ”　にかき混ぜて食べるのがポイント。
これもお酒が進みます～。


こんなに美味しい山陰のつまみに、日本酒は、やっぱすべて店長にお任せ。

なんてったってプロなんだもん、食べ物に合わせて選んでくれるから、間違いないもんね♪

鳥取の地酒は　鷹勇　や　山陰東郷　そして　日置桜。
他にも　竹鶴　や　神亀　あたりを飲みつつ、持ち込み酒もちゃっかり。

何でも、鷹勇　の　Ｈ２ＢＹ　！？（年号、ちょっと記憶に自身なし（汗））

すんごい色だ～。
「だいぶ前のだから、この頃はまだ炭ろ過してたかも～。味は保障しないよ。」
と店長は言ってたけど・・・

ぜんぜん！
大丈夫じゃーないですか。

もう17年も前のものなのに、まだ綺麗に感じる。
枯れただけのような味わいだけでなく、とっても奥が深いような。。。

こんな貴重なお酒をありがとうございます！


終盤は　里芋のから揚げ　や　
付け合せの「らっきょうタルタル」という文字が気にになって　帆立フライ　を。
　
揚げ物が続いたけど、ぜんぜん重くならないから、スバラシイ！
うす～い衣で、風味もしっかり。

らっきょうタルタルもハマりそう。

食材や作り方を進さんにカウンター越しに聞いたり、
4人でワイワイと会話に盛り上がりながら、これまた永遠に続けば良いなぁと思うひととき。


でも・・・
ううう・・・（涙）。

やっぱり終わりは来るもので・・・。



店長は翌日の仕事のため、先に切り上げなければならないのだ。

それを知ってて、最後に外で見送ろうと思ってたのに・・・


！！！

いつの間にかお店の裏に来たというタクシーに乗り込んで行ってしまった。
みんなで　“ええーーーー？！？！？いつの間に？！？！！

でも、、ま。
あはは、山枡店長らしいや。

また会える日まで、お元気で！！


［味処　進］
鳥取県倉吉市上井町２?３?２
０８５８-２６?９３６６ 
１７：００～２３：００
定休日：日曜日



【おまけ】

実は、このあと、お店を変えつつ、まだまだ飲んでいたのだ。

山枡さんから「ここにも行ってみて」指令が出たんだもん、こりゃ行かねばなるまい。
ってことで、ちょびっと紹介。


進さんを後にした我々が向かったのは　dining cafe LOW　という。

しっぽり日本酒BARかな～、と思ったら、
早い時間からけっこうにぎわっている、ダイニングみたいな感じ。

おしゃれな内装、カウンターというより、テーブル席がメインなのかな。
でも、我々は空いてるカウンターに滑り込みセーフ。

もちろん、ここにも山枡さんとこのお酒が入っているので、何をお燗しても大丈夫！

オシャレな作りの店内に、しっくり徳利というミスマッチな感じが、なんかイイ。
ここではお酒だけを堪能しつつ、
この日、鳥取空港に迎えに来てくれて境港を案内してくれた先輩と、おさらば・・・！

本当に本当にありがとうございました！


しかし！！！
眠らない、親友と2人の我ら。

３軒目は　からり　という、これまた純米酒の美味しい、もちろん山枡さんオススメのお店へ。

実は、ココは2軒目に行こうと思ってたら、満席で入れなかったのだ。
なので、くじけず３軒目に（笑）。

お店の方は、井のなかのようなコの字カウンターを目指して勉強もしてらっしゃったらしく、
なかなか良い感じ。


お燗を頼むと、こんなかっちょいい酒器に入れてくれるのを見ると、
なかなか拘ってるな～って思う。



以上、おまけでした。
倉吉、こんな良いお店が３～４軒もあるなんて、あなどるべからず！！