ヤガラのお造りに岩牡蠣どーん @ 四季活魚の宿 紀伊の松島（紀伊長島）

今年の正月明けに、父が「紀伊の美味しい魚が食べられる宿があってね、お父さんの行きつけだから、まき子たちにもぜひ、食べてもらいたいんだわ」と、連れていってもらった宿 に本当に感動しまして。

帰ってきてからも「冬もいいけど、季節が変わると、また魚も変わるから、夏も一緒に行こうね」って話をしてた。

それが実現！！！

お盆は土岐の実家経由で避暑地の木曽で過ごす予定だったけど、そこにねじ込みましたよー（笑）

父と奥さん、そしてうちら家族で再び向かったのは 紀伊の松島 さん。
また来ました！！キャハー！（←ほんっとテンションが上がる）



一応、ホテルではなく旅館でもなく「民宿」っていう括りらしいのだけど、そう思えないくらい、館内は綺麗。


私たちの部屋も、ベッドがあって、和モダンな感じがとってもイイ^^

「また来たねー！」とテンション上げ上げの後、さっそくくつろぐメンズ（笑）


楽しみの夜の宴の前に、お風呂へGO。

部屋から風呂場へ行く途中にある、この休憩室だけは、リフォームする前の民宿の様子が伺えるかな。


近場の情報収集もできる。
あ、サインの色紙が増えてる〜。


さてさて、夜の宴の時間です！
まずは瓶ビールでカンパーイ！
息子はジンジャエールで。

最初の前菜から、もう興奮しちゃう〜〜。

パッと見て、「貝は、またメンズから回ってくるな」と即判断（笑）。

手前の右の貝は、たぶん、チャンバラ貝 （マガキガイ）。
中央にあるのは、最初、ウニ？って思ったんだけど、食べてみると何かの魚卵っぽい。
添えてあるのが白子だったから、とある魚の卵と白子なのかな。

いろいろ聞きたいことはあれど、次から次へと出てくる料理、そしてお盆でお客さんMAXだから中居さんたちもとっても忙しそう。

冬瓜と夏野菜のあんかけ



きたー！マンボウ！
白いのがマンボウで、赤いのはマグロだと思う。酢味噌和え。

相方と息子、怪しげに食べてみるも「案外美味しい」。
でしょー！！
マンボウってクセがないから、どんな料理にも寄り添うと思うの。


カツオのお刺身



そして、お造り盛り合わせ これは一人分。

ここで女将さん登場。
女将さんが、これまたすんごい素敵な人。
仕入れる魚のこと、聞けばなんでも答えてくれる。

クロムツの炙り 、脂でとろっとろ、すんごい美味しい！
ヒラメは、熟成されてて旨みノリノリ。
本マグロの大トロ！
「今日、珍しく入ったんですよ〜！」って女将さんも嬉しそう

そして、奥にあるのが カンパチのシオ。
最初「しお？塩？塩漬けか何かってことですか？」って聞いたら、女将さん「紀伊では、カンパチの小ぶりのものを「シオ」って呼ぶんです」と。
これもなかなか入らないらしい。
きゃー^^！！

大トロも、なんか不思議な味。
いつもは「お口の中でとろける〜」って感じだけど、これはすごいさっぱりしてて、筋も柔らかくて、普段の大トロとは違う。

お父さん曰く、紀伊では、カツオとマグロの合いの子 もけっこう居るらしいから、一般的な本マグロじゃないかもしれないね、と。


冷やしそうめんも出てきて、ずら〜っと目の前に並びまーす。

いやー、もうこれは、ビールはチェイサーにして、お燗でしょう。
お父さんと、さっそく「熱燗2本で🎵」


そして、この日のメインのお造り登場。
どどーん！！！


ヤガラ だぁ！！！

見た目のインパクトもさることながら、味も美味しいのよねぇ。
白身が大好きな相方も、ウハウハ。

中央で丸く盛り付けられてるのは ムツ だそう。
ムツも美味しーい。


この後は、岩牡蠣 が出てくるという。
息子と相方に食べてみれば？って言うけど、「んーーー？」と渋っている様子。
わかった！
私が食べる、おほほっ。

出てきて、びっくり！！
ちょーでっかーい！
写真では見づらいけど、大きいから、真ん中でカットしてある。

すんごいクリーミー、味も濃厚
うんまぁ〜〜〜い。
はぁーーシヤワセだぁ………

で、これをメンズの分も含めて3個いただくワケで（笑）。
一つは 焼き牡蠣 に。

バターで焼いてくれたみたいで、これはこれで美味しい。
でもやっぱり、私は生の方が好きだなぁ〜。

こんなプリプリの牡蠣を3個も食べれば、もう腹パンっ！！
でも熱燗は飲める。
お父さんと2人で「お腹いっぱいだけど、日本酒は飲めるんだよねぇ」「ね〜」と意気投合。

とか言ってる場合ではない。
まだ料理は出てくる。

ユメカサゴの煮付け　1人1匹。とは言っても小さめ。

女将さん曰く、ユメカサゴは、深海の砂地 で生息してるんだそう。
「だから、普通のカサゴと違って、顔が優しいんですよ」と。

料理の最後は、前回 と同じく、さばふぐの唐揚げ

さばふぐは毒がないフグなんだそう。
相方が「ケンタッキーみたいでウマいぞ！」って、前回と全く同じこと言ってる（笑）。
ケンタッキーなんぞと一緒にすな！って思うけど、衣の味付けが本当に美味しいのだ。

この後、お味噌汁とデザートが出て終了。
ムスコ、煮付けの段階で「お腹いっぱいでもう食べられない〜」って言ってたくせに、デザートに桃が出てきたら、父、奥さん、私の3人分のフルーツをぺろり。
“デザートは別腹” かーい。

日本酒はお父さんと奥さんと、差しつ差されつをやって6本（だっけ？（笑））。
とーっても美味しく、おしゃべりも盛り上がって、楽しいひと時^^

それに、松島さんの魚介って、普段、神戸では食べられないようなのがいっぱい出てきて、ほんっと楽しい。
地元の 長島港 でもいろいろ水揚げされるそうだけど、ちょっと地図を見るだけでも、この近くって漁港がいっぱいある。
松島さんは 尾鷲港 からも仕入れてるとか。
美味しいお魚いっぱい、ありがとうございます！


--- 翌朝 ---
美味しいのは、夜の宴だけではありません。
前日の夜の宴、お腹いっぱいでもう食べられないって言いつつ、「朝食がまた楽しみでねぇ」と、もう翌朝を楽しみにしている父（笑）。

時間になってくると、すでにおかずは用意されてる。
でも、空のお皿が一枚。
これは・・・


みんなが席についてから、焼きたての 鯵の自家製干物 を出してくれるからでーす！


1人一枚、鯵の干物を取って、いただきまーす。

鯵の干物、これ、ほんっとーにうまい。
ちゃんと干物の香ばしさがありつつも、身がふっくら、皮はパリパリ
私はまだ2度目だけど、父が大絶賛するのもわかる。

それにしても、相方の食べ方が相変わらず汚すぎる・・・。
皮とかエンガワ付近の食べ残しが、ひどすぎー！

「えーもう食べるとこないじゃん」とか言うけど、あるわー！！
こんな食べ方したら、女将さんが悲しがるだろうがー！！

ってことで、私が相方と息子い食べ残しも、頭と背骨以外、全てさらえます。
ゲフ…（笑）


夜も朝も、本当に美味しい魚が楽しめる、松島さん。
今回もお世話になりました^^
お父さんと奥さんともいっぱい話ができて、すんごい楽しかった！
また行こうね^^

さぁ、紀伊の次は、木曽だぁ！！


【四季活魚の宿　紀伊の松島】
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区古里１０５７
0597-49-3048
https://kiinomatsushima.com/

【前回行った日記】
2024/1/4 初めまして