坊よ、思いっきり走れ！ @ 特別公開 兵庫県公館

いや・・・本当は走っちゃいけないと思うんですけどね。

あまりにも広くて、長くて、思わず
「坊よ、心置きなく走ってこいやー！！」とリリースしたら、
その期待に応えて、
「きゃっはーー！！！」と、あちこち猛ダッシュしておりました。

幼稚園に入ったら、
真っ先に「廊下は走っちゃいけません！」って先生に怒られるな。。。

って、話を戻しまして、何のことかというと。



春から秋は 庭園が心地よくていつもムスコを散歩させてる
兵庫県公館 で、期間限定の特別公開ですと？！
（あ、でもこの日記をアップした現在はもう終わっちゃいました（汗））

明治に建てられた当初は「県庁」として、
今は歴史的建造物の「迎賓館」となっているので普段は一般人は中に入れない。
（なので、いつも遊ぶのは庭園のみ）

毎週土曜日も一部だけ一般公開されてるけど、
この特別公開では、全ての部屋と全ての芸術品を公開しますよー！とな。


中に入ると、まず1Fの天井の高さに驚かされる。
声がエコーしちゃう、広くてゆったりとした空間。


絵画もいっぱい。ゆっくり見て回りたいものの・・・


ムスコの猛ダッシュで、その余裕がありましぇ～ん。
（カメラ構えたら、もう消えてるし！どこいった？！（汗））

でもムスコがキャイキャイはしゃぎまわるのもわかる。
床は絨毯だから、ふかふかして歩いてても気持ちがいいんだよな～。


1Fの大会議室も 広さハンパなーーい！

シンプルな内装の中で存在感がひときわある照明は、
兵庫県の花「のじぎく」がモチーフにされてるんだとか。
この「のじぎく」モチーフは結構あちこちにある。

それにしても、椅子の多さにムスコの目がキラキラ
そして椅子に隠れる。
え…？そ、それは「隠れんぼ遊び」をしろと言っている？
でも、したくなっちゃうよねぇー、これ。
（で、結局私も付き合う。何やってんだか（笑））

 

最上階の3Fに上がると、噴水のある中庭が。

冬だからもう芝生は枯れちゃってるけど、春になったら気持ちよさそう。
（でも真夏は暑くて死にそう（笑））





3Fは重鎮たちの控え室みたいな個室と会議室がいっぱい。
その中でも、これはまた！！なっがーーーーい！！

なんだかドラマに出てきそうな感じ。

3Fは中庭をぐるっと囲んでロの字になっているので、
ムスコがその広々とした廊下をひたすら「きゃっはー！」と走り回っていると、
なんだかちょっと雰囲気の違うコーナーが。

他の部屋は基本は白い壁だけど、ここだけ木調で趣があるし、
監視員のような品位のあるおばあちゃんが入口の椅子に座っていて、
近づくと、立ってあれこれ優しく説明してくれる。
ここはいわゆる 貴賓室 で、天皇陛下が主に通される部屋なんだとか。

絨毯の柄が、これまた兵庫の「のじぎく」。
他の絨毯と違って、この部屋のみ手織りらしく、
「足の踏み心地が違うでしょう、うふふふふふ」とおばあちゃん。

このおばあちゃん、昔から天皇陛下のお世話してるのかな～、
話し方に親しみが込められている。


3Fのエレベーターホールがまた広くて、天井も高くてステキ！
掛けてある絵画もでかい！

↑西側　↓東側


2機あるエレベーターは、ブロンズのような趣。



デジタル表示でもなく、電気の丸いぽっちの表示でもなく、
昔あったような矢印の針ってのがいいですね～。



こんな渋い場所に来てるのは年配の方ばかりで、基本的に静かな館内だから、
ムスコの「きゃっは～！」がまぁよく響き渡りました。。。
（しかも皆様ニコニコ笑顔で「可愛いわねぇ」って優しい目で見てくださる…）


ちなみに今現在は、屋根の修復でとうとう全ての外壁に工事用の足場が。
せっかく来ても趣も何もないのでご注意を…
係員の方によると、来年（2016年）の3月くらいまではかかるそうです。

まぁ、真冬の神戸は外で遊ぶには寒いので、
春になって暖かくなってくる頃に、
また庭園で遊べるようになるといいなぁ♪

（極寒の中で修復してくれるおっちゃんたち、ありがとう！）