荘子 万物はみな斉しい

北冥に魚あり
其の名を鯤と為す
鵬の背、その幾千里なるかを知らず
怒して飛べば其の翼は
垂天の雲の若し


荘子の最初の言葉

鯤とは魚の卵

その小さな魚の卵が

大きな鳥になる


そして飛び立った鳥の大きさは

我々の常識を笑うかのごとく

どんどん大きく変化していく



その大きさは常識を超える


どんどん変化する





荘子の根本思想

道枢(どうすう)

枢はとぼそ

回転する扉の軸
360℃回転しても軸はぶれない
ぶれない軸の元で全てを見ること

それが道

それが道枢


自由な状態に心があれば

すべてにこだわることはない



広大な宇宙の中では

個々の違いなどありはしない

個々の小さな小さな違いなど

気にもしない



ものごとにこだわり過ぎてはいけない

心、安らかに暮らすためには
行き過ぎてはいけない

命、安らかに暮らすためには
行き過ぎてはいけない


現代社会の常識に
翻弄され過ぎないで

ゆっくりとゆったりと
全体を眺める心のゆとり

小さな違いにこだわらないで
ゆっくりとゆったりと
全体を眺める心のゆとりを



そんなゆったりとした心を持てと
現代社会に荘子は語りかけている


過去も未来も夢の中


過去につらいことがあっても


今この瞬間は刻々と変わる


過去につらいことがあったとしても


未来にそれがあるとは限らない


すべての出来事は大きな大きなものから見れば
小さな小さな出来事だから
そして過ぎ去った出来事なのだから

ものごとにこだわり過ぎてはいけない

今この瞬間を大切に生きよ


そう荘子は言っているのです




(○´∀｀○)




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禅の思想 大夢

禅宗の思想の中にある

大夢(だいむ)

人生そのものを言う



人が亡くなったことを

大夢にわかに遷(うつ)るという

人が亡くなることは
夢から覚めるということ

死の瞬間に今までの人生すべてが
夢だったと想わせる気づきがある


生と死も変化の連続にすぎない


過去も夢の中


未来も夢の中


今この瞬間を生きよ



すべてのものに隔てはない



隔てを作っているのは人間の心



比べる心を生んでいるのは人間の心


隔てを作るから苦しくなる

比較するから苦しくなる



すべての生きとし生けるもの

すべては等しく素晴らしい



そう想えた瞬間

人の心は軽くなる

人の心は自由になる



過去を憂うるなかれ

未来を憂うるなかれ

すべては夢の中

今を生きよ


今この瞬間を大切に

楽しんで生きよ



そう禅の大夢の教えは
言っているのです




(○´∀｀○)



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荘子 胡蝶の夢

昔者、荘周、夢に胡蝶と為る
くく然として胡蝶なり
自ら楽しみて志に適うかな
周なることを知らざるなり
俄然として覚むれば
則ち挙挙然として周なり
知らず、周の夢に胡蝶と為るか
胡蝶の夢に周と為るかを
周と胡蝶とは則ち必ず分あらん
これをこれ物化という


ある日、荘周は夢の中で胡蝶になっていた
胡蝶は蝶として楽しみ荘周であることなど
忘れている
しかし夢から覚めれば、やはり荘周である
これは荘周の夢の中で胡蝶となっているのか
胡蝶の夢の中で荘周となっているのか
世の中の常識では両者は明らかに別のもの
しかし、これは万物の変化の有り様では
ないのか


人生とは気づきの連続

気づきがある瞬間に
それまでの時間の全ては
夢の中のことのような


最後に出てくる言葉
物化とは物が際限なく変化していく

今の苦しい現実も
いつか目覚めがあり
気づきがある瞬間がくる

気づきによって
状況は必ず変わる
状況が変われば
現在の出来事の意味も変わる

状況は瞬間、瞬間
現実は刻々と変わって行くもの

今がどんなに苦しくても
未来永劫、変わらないものはない

全てのことは刻々と変わる


過ぎ去るものは夢の中

過ぎ去ることは夢の中


今を想い煩うなかれ

この瞬間にも状況は変わる

今この瞬間の苦しみが

走馬灯の夢の中


気づきがあれば

今の苦しみは夢の中



そう想って前を向いて生きよう

そう荘子は言っているのです




(○´∀｀○)



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子どもは不思議

子どもは不思議な生き物だ

子どもを見ていると
人間の本質が見えてくる

子どもはやりたいことをやる

本能がむき出しだ


そこから少しずつ言葉を覚える

泣くことでしか表現できなかった赤ちゃんが
言葉を覚えることで自分の気持ちを表現する

言葉で表現することで自分の気持ちを
確認できるようにもなって行く

そして言葉で表現することで自分とは
違う考え方があることにも気づく


どんどん言葉にすることで世界が広がる

どんどん言葉にすることで自分がわかる


言葉を話すことで相手の気持ちが分かること

言葉を使うことで相手の想いを知ること



言葉を話すことで自分の気持ちが分かること

言葉を使うことで自分の想いを知ること



子どもにはそれがとても大事

言葉の成長と心の成長

その２つが共に成長して行けるように


子どもがそんなふうに
ほんとの気持ちを話せるように

親は本音で子どもと話そう

あまりに正しい事にこだわり過ぎると
子どもに心は伝わらない

頭で子育てすると心は伝わらない


子どもは一人ひとりが違う

違って当たり前

だから答えは一つじゃない

子どもの心と脳が素直に動く

それが大切

親と同じ結論を求めない

子どもには子どもの感じ方がある

子どもには子どもの考え方がある



子どもには、まだまだ言葉で
表し切れない想いもある

そして子どもでも一人の個人

個性あふれる一人の人間


大人の考え方を押し付けない


子どもは不思議

子どもには子どもの想いがある


だから大人は子どもが自由に言葉を
使えるようになるための布石を作ろう

赤ちゃんの内から子どもの気持ちを
代弁して言葉にしてあげよう


子どもは不思議

子どもはおもしろい


可能性に満ちた子どもは
ほんとにおもしろい



(○´∀｀○)



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