くも膜下出血の原因 脳動脈瘤の最新治療

突然死を招く怖い病

くも膜下出血

脳卒中の中でも最も死亡率が高い

くも膜下出血の原因は脳動脈瘤

脳の中の太い血管に出来るコブ

太い動脈のコブなので大量に出血

血液は脳の周りに広がる

この脳の周りに広がった血液が脳を圧迫

脳を締め付け最悪、死に至ることも



若年でも危険が

女性に多い

家族歴が関係



小さな脳動脈瘤なら一生
破裂しないことがほとんど



この脳のコブ　　

動脈瘤は大きくなっても
自覚症状は全くない

だから偶然
発見されるか脳ドックで

その大きさは個々さまざま

成長する場合も
現状維持も



小さなコブは心配ない

しかし5～7㎜以上
形が不規則なもの

コブは大きいほど破裂しやすい

それ以外でも診断結果で
破裂の危険がある場合

これまでの治療法には完璧なものはなかった

クリッピング術
頭蓋骨を開ける開頭手術
クリップでコブの根元を挟む
関頭手術で患者への負担は大きい

コイル塞栓術
足元の細い血管からカテーテルという
細い管を脳のコブのある血管まで到達させ
細い金属性のコイルをコブの中に詰める

患者への負担は少ないがコブが大きかったり
入り口が広い場合は完全に血液を塞ぐことは
出来ないという欠点があった




2015年10月に新治療が保険適応に

これまでの治療法では不可能な場合

フローダイバーター留置術

脳動脈瘤
直径10ミリ以上
入り口4ミリ以上

ステントというプラチナタングステン
コバルトクロームやニッケルチタンなどの
金属性の網で出来ていて柔らかくピタッと
収まる

この細いステントをコブのある血管へ挿入
コブのある位置に固定しコブの中に血液が
ゆっくり入ってゆっくり出ていき血液が
停滞して次第に血栓が出きてコブの中が
固まってしまい破裂を防ぐ治療法

更に半年ほどでステントを内皮細胞が覆ってしまう

これで完全な治療

ただし治療できる脳の場所が限られている



しかし稀に術後の完全治療までに
コブが破裂してしまうことも


もう一つの心配
ステントの金属性の細かい網目は
血栓を作りやすくする
そのため血管に血栓が詰まり
脳梗塞になる可能性も

血栓を作らないために抗血栓薬を
手術前から手術後の一定期間
薬を服用
しかし薬の効果には個人差が

効きすぎると脳出血
効かないと血栓が出来る

薬の調整が難しい



しかし効果の高いフローダイバーター

この治療法はこれから広がりを見せている

更に効果の高い治療を目指して

頑張ってほしい



(○´∀｀○)



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