小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験の面接

2008年10月04日 | お受験ママへのアドバイス
 小学校受験の面接。
受験準備をしている中で、ママがいやだなあ・・・と思うことはいくつもあるでしょうが、中でも、その代表格が「面接」ではないでしょうか
 親子のお洋服に始まり、いろいろと準備するものは多いし、何より、人前で話すことに慣れない、という方にとっては、我が子のために「変なことはできない!」と思えば思うほど、心臓バクバク、頭はキンキン・・・でしょうか

 でもね、この緊張は、あなただけではないんです。
たぶん、どのお母様も「我が子のために、がんばらなければ」と思い、緊張感を一層強くしてしまっているんですよ。
 要するに、どのママにとっても緊張するのは「同じ条件である」ということです。だから、大丈夫!
 なにを隠そう・・・こんなに度胸があり、話すことが仕事の私でさえ、娘の幼稚園受験の時の面接では、心臓が音を立てるくらいにドキドキし、実際、園長先生からのご質問にお答えしている時、すっかり何について話し始めたのか?がわからなくなってしまったのでした
 子どもを思う母親とは、そんなものです。

 でも、ここでちょっと、一緒に考えて見て下さい
今度、あなたのご家庭では、車を買うことになりました あなたは意気揚々と、望む性能、自分の好みにあったスタイル、ファシリティーなどをチェックするために、いろいろなところを見てまわりました

 ところが・・・どこに行っても、何を見ても、展示されている車はほぼ全部が同じようなスタイル、同じような色、同じ程度の排気量、同じくらいの価格・・・
 あまりの「差のなさ」に失望し、今度は車の内装を見ようとドアを開けてみたものの・・・今度は、真っ黒のビニールのシートがカバーのようにかぶせられていて、内装も見えません。
 これでは、各車の魅力もあったものではありません 確かにそこにあるのは、ピカピカの新車であることは確かで、どれもこれも磨き上がった美しいものです。
 でも、個性はない・・・ 特徴もない・・・ 悪くはないけど、良くもない・・・ どれもこれも大差ない、魅力に欠ける、単なる新車・・・がっかりですよねえ

 さあ、いかがでしょう?
私が言いたいこと、そろそろおわかりになったのではありませんか?

 どうぞ、みなさんは、面接の虎の巻に書いてあるような、何の魅力もない、個性もない、可でもなく不可でもない、どの人も似たり寄ったり・・・という、つまらない面接の時間にしないでください

「何を言えば有利になるのか?何が不利になるのか?」そんなことを考えて話すあなたのお言葉は、聞き手にとると、何と浅はかで、つまらない、温度のない無機質なお答えであることか・・・
  そのことに気づかないのは、あなただけ、ですよ。

 お話しを聞かれるお相手は、教育者です
何百人、何千人の立派な生徒を世に輩出されてきた教育者です
 没個性の、ひな形式のお返事、お答えが、意味のあるはずがありませんし、そんな、小手先のお答えが、心のこもった真実の言葉なのか、心のこもらないまがい物の言葉なのか、わからないはずはないのです

 あなたの大切な「ご家庭の温度、ご家庭の空気」を、大事に大事にお見せする気持ちで、愛情いっぱいに育てたお子様の面接にお臨みくださいね。
 学校に、真摯に、真心を込めて向かうこと。それこそが、面接の最大のテクニック、かもしれません

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