小学校受験 - 当日の言葉かけ
子ども達が招集され、試験会場へと向かっていく・・・その我が子に、何と声をかけてやるのか?
私は、よくお母様方からご質問を受けます。
「先生、何て言ってやるのが、一番良いのでしょうか?」
むー、『一番良い』のがどんな言葉かけか?それはわかりません。
言葉というのは、本当は「心」・・・私はそう思っています
私が、自分の生徒達に、何よりも言葉遣いに気を付けさせ、ご家庭でも言葉をあらためて大切にしてください!とお願いをするのは、そういう私の強い思いからなのです。
語彙を増やし、正しい日本語を使うべく、たくさん「言語」の分野の学習をするのも、ここ数年の考査の傾向が「言語重視」になっているから、という理由からだけではなありません。
むしろ、考査が「言語重視」にならざるを得ない原因となっている「日本語の乱れ」「言葉の稚拙化」を憂い、その責任を大いにご家庭に感じているのです
・・・ということで、話しは横道に逸れてしまいましたが、とにかく「一番良い言葉かけ」「効果のある言葉かけ」という考え方自体が、ちょっと母の思いとして不純である、というか、ある意味、お母様の「お心」を濁らせてしまうような気がしてしまい、お返事に窮してしまいます
ですから、まさにその時、お母様が、思わず言ったひと言が、「お母様のお心」なんだと思います。それがママの我が子への本当の言葉であれば、こんなに尊いものはありませんよね
ちょっと論点を変えて。
私達日本人が頻繁に使う言葉は、どういう言葉かご存知ですか?
ひとつめが「よろしくお願いします」
ふたつめが「がんばって、がんばれ」
だそうです。
どちらも、なかなか英語に直訳することはできません。確かに、それに見合う言葉はありますが、ニュアンスまでは伝わらない・・・そんな気がします。
では、そのふたつめ。私達が比較的、安易に使っている「がんばって!」
考査に向かう、という子ども達に向けて使う言葉としては、理に適った言葉です。ただ、みなさんが迷われることは・・・だからこそ、敢えてその言葉をかけるかどうか?ということでしょう
別れ際、いろいろと思い悩んでいたはずなのに、やっぱり思わず口をついて出た言葉が「○○ちゃん、がんばって!」だとすれば、私はそれで良いと思いますよ
ただ、きっと、それなりに準備を進めてきた子ども達の場合は、当然のこととして、すでにその場の雰囲気を察知し・・・
「今日は、一番がんばらないといけない・・・」
と気づいているはずです。
それならば、もっと別のことを言ってやりたい
もし、私がその場にいたなら・・・きっとこう声をかけるでしょうね
「○○ちゃん、せんせい、ずーっと応援してるからね」
考査に向かう子ども達。
彼らが、一番必要としているものは、時にはプレッシャーのようにのしかかる「がんばれ!がんばれ!」の思いではなく・・・
守られている、愛されている、と感じることのできる安心感、後押し、応援の思い、ではないのかな、と思っています
子ども達が招集され、試験会場へと向かっていく・・・その我が子に、何と声をかけてやるのか?
私は、よくお母様方からご質問を受けます。
「先生、何て言ってやるのが、一番良いのでしょうか?」
むー、『一番良い』のがどんな言葉かけか?それはわかりません。
言葉というのは、本当は「心」・・・私はそう思っています
私が、自分の生徒達に、何よりも言葉遣いに気を付けさせ、ご家庭でも言葉をあらためて大切にしてください!とお願いをするのは、そういう私の強い思いからなのです。
語彙を増やし、正しい日本語を使うべく、たくさん「言語」の分野の学習をするのも、ここ数年の考査の傾向が「言語重視」になっているから、という理由からだけではなありません。
むしろ、考査が「言語重視」にならざるを得ない原因となっている「日本語の乱れ」「言葉の稚拙化」を憂い、その責任を大いにご家庭に感じているのです
・・・ということで、話しは横道に逸れてしまいましたが、とにかく「一番良い言葉かけ」「効果のある言葉かけ」という考え方自体が、ちょっと母の思いとして不純である、というか、ある意味、お母様の「お心」を濁らせてしまうような気がしてしまい、お返事に窮してしまいます
ですから、まさにその時、お母様が、思わず言ったひと言が、「お母様のお心」なんだと思います。それがママの我が子への本当の言葉であれば、こんなに尊いものはありませんよね
ちょっと論点を変えて。
私達日本人が頻繁に使う言葉は、どういう言葉かご存知ですか?
ひとつめが「よろしくお願いします」
ふたつめが「がんばって、がんばれ」
だそうです。
どちらも、なかなか英語に直訳することはできません。確かに、それに見合う言葉はありますが、ニュアンスまでは伝わらない・・・そんな気がします。
では、そのふたつめ。私達が比較的、安易に使っている「がんばって!」
考査に向かう、という子ども達に向けて使う言葉としては、理に適った言葉です。ただ、みなさんが迷われることは・・・だからこそ、敢えてその言葉をかけるかどうか?ということでしょう
別れ際、いろいろと思い悩んでいたはずなのに、やっぱり思わず口をついて出た言葉が「○○ちゃん、がんばって!」だとすれば、私はそれで良いと思いますよ
ただ、きっと、それなりに準備を進めてきた子ども達の場合は、当然のこととして、すでにその場の雰囲気を察知し・・・
「今日は、一番がんばらないといけない・・・」
と気づいているはずです。
それならば、もっと別のことを言ってやりたい
もし、私がその場にいたなら・・・きっとこう声をかけるでしょうね
「○○ちゃん、せんせい、ずーっと応援してるからね」
考査に向かう子ども達。
彼らが、一番必要としているものは、時にはプレッシャーのようにのしかかる「がんばれ!がんばれ!」の思いではなく・・・
守られている、愛されている、と感じることのできる安心感、後押し、応援の思い、ではないのかな、と思っています