早起きをして6時台の電車に乗りました。
「こんなに早くからたくさんの人がいるんだ・・・」と驚く龍之助。
スペーシアに乗り換えた北千住は”ぼくらの七日間戦争”で有名な”ぼくらのシリーズ”で出てくるK駅。
「ここが北千住駅か~」と感慨深かそうにつぶやき、車窓を眺めながら「あれが秘密基地の工場かな?」と想像をふくらませていました。
車内販売のアナウンスが流れると、シュウマイとたこ焼きにものすご~く反応した龍之助。
急に「お腹が減った~」となり、

この通り。朝ごはんとは思えないほど食べていました。
東武日光駅に到着し、パパが手配してくれた一日観光バスのチケットを入手。
10時~17時頃まで、見どころ満載の日光を効率良く案内してくれるツアーなのです。
大きな観光バスなのですが、お客さんは我々を含めて3組6名のみ。
まず向かった先は、神橋。
1)二荒山神橋(世界文化遺産)

実際に橋も渡ってみました。

魚いるかな?とじっと目を凝らすと、「あ、すごい大きいのがいる!」
川の守り神のような、大きな魚が見えます。イワナかヤマメかな?
その後は「いろは坂」を登って中禅寺湖へ。男体山も見えてきます。
バスの中では音声ガイダンスも流れるので、とっても便利。そして坂を登るにつれて残雪が深くなり、冬用タイヤでないと無理だね、これは。
2)中禅寺湖

寒すぎるので、人は閑散。周辺のお土産やさんも休業中が目立ちます。
3)日光二荒山神社 中宮祠
境内の中は雪景色!龍之助、大興奮です。

巫女さんの舞いを見せてもらい、お祓いを受けました。
お庭にある七福神のオブジェを見つけるたび、おどけた様子で撮影リクエスト。
さて、再びバスに乗り込み次の中禅寺立木観音へ向う途中、龍之助が前方を指差し叫びました。
「あ~っ!!」乗車口側の最前列に座っているので、よく見えるのです。

慌ててカメラを向けたママ。
これ何だかわかります?
なんと、子鹿のお尻。
「珍しいですよ。きっと親とはぐれてしまったんでしょう。」とバスの運転手さん。
バスの気配を感じないのか、全く驚く様子もありません。
なに食わぬ表情で歩く子鹿の脇をバスが気遣いながら通り過ぎました。

「すごくない?ここ!?鹿がいた~。他にも動物いないかな。」
4)中禅寺立木観音
館内の写真は撮れないので、外の様子にはなりますが・・・。興味深かったのが身代わりコブの木。

痛いところを触ってから痛みがとれますように、と祈ると不思議なことに痛みが消えるそうなのです。
「いまは痛いところないからなあ。」
「じゃあ、頭でも撫でておっちょこちょいが治りますようにって祈ったら?ママもそうするから」
二人で頭を触ってからコブをなでなでしていると、中国人の二人も同じように真似ていました。。。
とにかく龍之助は、雪遊びに夢中。
その後はいよいよ昼食タイム。レークサイドホテルに連れて行かれたのですが、朝ごはんをたっぷり食べているので龍之助とママは周辺を散歩しながら雪遊びをしました。
少し歩いたところにあった栃木県立自然博物館で面白いものを発見。
新種の猿

鹿の頚椎パズル(本物の骨)

鹿の角は毎年生え変わるようで、森の中に落ちているようです。
そろそろ集合時間の15分前、ホテルに戻りソファーで温まっているママが庭を見ると・・・
龍之助と他のツアーメンバー4名が雪合戦をしているではないですか。

龍之助 vs 大人で、龍之助大はしゃぎ!すっかり仲良くなっていました。
上海から来た中国人の男女と、アメリカから来た考古学専攻の学生さんとそのおじさん。バスツアーならではの出会いですね。
5)華厳の滝
まず、地上から眺めてみました。

「あそこ、凍ってるよね!すご~っ」
次は特設エレベーターで下から。

こちらも迫力満点。「写真展でなんか賞を取れそうじゃない?ママ、どうして大きなカメラ持ってこなかったの?」

冬ならではの荘厳な自然の姿を楽しみました。
エレベータで再び地上に戻ると「うわ~っ!!」と歓声をあげた龍之助。
写真では分かりにくいのですが、雪がどんどん降ってきていました!
6)輪王寺・東照宮・二荒山神社
さあいよいよ、今回の目玉とも言える二社一寺。ですが、いろは坂を下ると雪が雨に変わり傘をさしての参拝。
輪王寺は50年ぶりの修復作業中。平成31年の完成に向けて修復中とのこと。
「今年はまだ公に宣伝してませんが、建立400年目という節目の年にあたり・・・」とか「江戸城から見て鬼門に位置するこの日光を自身が守るとこの地に墓を建てた・・・」とのお坊さんの話に心を動かされたママ。少々迷ったものの、鬼門封じのお札3000円を購入しました。
これまでの寺院でも各種お守りお札お線香の案内があったのですが、ここだけは何か違う感じがしたのです。
さてさて、五重塔を通り過ぎ

階段を上がると、進行方向左側に見えてくるのが「見ざる言わざる聞かざる」

陽明門を抜けて、こちらは唐門。

眠り猫もしっかりチェックした後、本御社の”将軍着座の間”へ。
「前の方へどうぞ」と誘われて一番前に座った龍之助。当時は80万石級の将軍のみが座る場所にいました。
その後、本地堂の鳴き龍の音を聞き、観光ガイドさんによる案内も終了。
今回、お正月明けの平日のため、どこもかしこもスイスイ見学できたのですが、暖かい時期に来るのも良さそうですね。
龍之助、世界遺産を感じてくれたでしょうか?