週末母が入院している病院の相談員の方と今後について面談。
肋骨を折っただけでリハビリも順調なので病院としてはそろそろ退院させたい。
仕事を終えて母がいない一人の家に帰る。このままいなくなっても全く寂しくないだろうな、と確信する。ずいぶん苦労させられてきたからこんなふうに思ってしまう自分を少しも悪いと感じられない。
幸い、この半月あまりは一人で自由に過ごす時間を持つことができた。それだけでも贅沢なことだった。
東京の長女は、旅行などしてリフレッシュしてはと言ってくれたけれど、私がほしいのは、誰にも気兼ねなく自由に使える時間だけだ。
今日久しぶりに髪を切ってもらいに行った。
白髪が増えてやつれている私を見て、美容師の友人が驚いていた。
どんよりしたマイナスのエネルギーは相手にも伝染してしまうよ、と注意された。
確かにそう。何もしたくないしひたすら眠いのだけど、夜はあまり眠れない。
すこし鬱症状が出ているのだな、と思う。彼女と色々話をして少し前向きになれたような気がする。
母の退院ももうじき。
施設などは考えていない。出来る限り家でみていくつもりだ。そのために室内環境を整備したり、心の整理をしてきたのだから。
母を変えようとするのはやめて私が変わる。子どものころの母のイメージは捨てて、新しい人として向き合おうと今は思っている。