ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

「すぐ死ぬんだから」 著者:内館牧子

2021-04-24 17:24:40 | 
帽子をかぶってリュックサックをしょって、渋団扇の如き肌をさらして、そこらにある服を着るバアサンになってはいけない。
大事なのは他人の評価だ。
シミもシワも美しいだと?そんなわけないだろう。そう言わないと救いがないから、言ってるヤツらがいるだけだ。ただ、必ず出るものだから、せっせと手入れして押さえ込むのだ。
先のない年代に大切なのは、偽装。これのみ。磨きをかけて、だますことだ。
私はもう冬も終わりの年代だが、秋に見えるように偽装する。
偽装すれば、年寄りくさいことを自分に許せなくなる。似合わないからだ。
鈍くなること、緩くなること、くどくなること、愚痴になること、全部自分に許せなくなる。
淋しがること、同情を引きたがること、ケチになることもだ。
孫自慢に病気自慢に元気自慢も、許せるわけがない。
エンディングノートもだ。
私は残りの人生、先のない人生に向かい、「やってやる!」とつぶやいた。


主人公のハナさん78歳。個性的でおもしろくて、そしてとても強い。
これなら歳を取るのも悪くないと思える。世の中の多くの高齢者に是非読んでほしい本。


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わたあめ。

2021-04-24 17:15:30 | 家族
一か月くらい前から、茶褐色の嘔吐物。
一週間に一回程度だけど、色からすると消化器官からの出血も疑われるし、何より最近声がかすれて出ないのだ。
風太も歯の具合が悪かったので今日一緒に病院に連れていった。
胃や腸の検査はかなり大変なので、しばらく薬で様子をみることになった。
帰りに支払いをするとき、受付のひとがあまりにもふつうに「お二人分で,3640円です。」と言うので、少し楽しい気持ちになる。


わたあめ、大したことないといいんだけどな。
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猶予。

2021-04-24 17:04:43 | 暮らし
母がいない毎日がこんなにも自由とは・・・・。
自分ひとりなら好きなように時間を使える。最近少しずつ心も和らいできた。
母がいる時は、帰宅したらすぐに洗濯物をとりこみ料理にとりかかっていた。
今は、作りたくなければこんなものでも十分ごちそう。
時々病院から呼び出される時はドキッとするが、コロナのせいで面会はできず
頼まれたものを持って行くだけ。
着々とリハビリをしている母。
退院の日もそう遠くはないだろう。
それまでの間は、のんびり過ごしたい。


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