4月7日安倍総理はついに新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐ為の『緊急事態宣言』を発令し
8日午前0時から効力発生させた。 国民にはこれまで以上に不要不急の外出自粛を徹底してもら
うことになる。 対象となる地域は東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7ヵ所。
GW連休明けまでの約1ヶ月間が緊急事態宣言の続く目途となる。 3月15日までの2週間程度の
自粛要請は、ありましたがそれよりも明らかに警戒レベルが高くなっている。
前日までに国内の新型コロナ感染者は3500人を超え、死亡者は73人となっていた。 国内感染者が
累計3000人を超えた段階で「緊急事態宣言」を発令すべきが妥当な線だったと思う。しかし経済と
の関連性があり、安易に「緊急事態宣言」を出すと必要以上にネガティブマインドに働きかけ、日
本株がさらに下落する恐れがあった。 その為に株価暴落回避の為に慎重に発令のタイミングを見
計る必要があった。
一週間前の4月1日の段階では日本市場の状況が思わしく無かったので、「緊急事態宣言」が出せず
に1世帯に布マスク2枚を配布すると発表してエイプリルフールと勘違いされた。 コレが通称「ア
ベノマスク」と呼ばれ、世界から嘲笑の的になってしまった。
しかし4月7日今日は幸いにも一部の国で感染数が鈍化する傾向があった為に米国ダウも日本株も株
価を持ち直した週明けの相場を観て安倍総理は意志を固め「緊急事態宣言」を発令するに至った。
もしも株価が上昇しなければ、今回も発令はせずにタイミングを次回に見送っただろう。
なにはともあれ、「緊急事態宣言」が適切に出せたことが良かった。 もしも今回も株価が下がり気味
で発令出来ずに、別の要件を用意しなければ、ならない場合には多分「現金給付」の政策を提案したか
もしれない。 そして明日はまたどうなるか解らない。 再び感染増加傾向になるかもしれない。 今
日発令出来た事が良かった。 遅すぎる事は決して無いです。