2020年も早くも2月の後半に突入していますが、既に去年から政権としての体を為さない自民安倍内閣にあって、
その元凶が記者の質問に不寛容な態度で発言を続けてきた内閣官房長官の菅義偉であることは“桜を見る会”の
追及で誠意が見られない会見の姿に国民からの認識をより一層強くするものになっています。 良くもまぁこん
なにも民意を汲み取らない内閣官房長官の記者会見があったものだと今更ながら不愉快な気持ちを抱かざる負え
ないです。 記者会見で菅義偉が良く使うフレーズに“批判には当たらない”など官房職としての説明義務を果
たさ無いもので、真っ当な質疑応答になっていないが、これまでそれが罷り通っていた事に実に悪質な政権運営
だった印象を受けてしまう。 しかも官房長官として歴代一位の在職日数を誇る菅義偉なだけに民主主義の意義
が失われた綻びは大きいものだろう。
諺では“馬の耳に念仏”と言われておりますがそれ以前に“コミュ障害”や“バカは論破出来ない”などの通説
に繋がるものがある。 いや職務放棄に近い菅の対応は“桜を見る会”の追及でその根底に自身の反社との繋が
りがあり悪質行為が明らかであるので良心の呵責が無い悪質な対応なだけに “記憶にありません”を超える政
界珍言“批判には当たらない”を生んでしまった。
それはさて置き国会では“桜を見る会”の追及ばかりで飽きてしまったのか、本当に必要な政治の仕事でもしろ
と野党にも批判が廻る様になった去年の年末頃から混迷を続ける新型肺炎コロナウィルスの水際対策に追われる
危機的な状況にあって、どこか消費税増税10%による日本経済への影響を議論のテーブルに上げることを与野党
共々敬遠しているような風潮が出来つつある。 見て見ぬ振りをしていると表現した方が良いだろうか、恐らく
野党は何かしらの与党安倍政権を追求する事案を持ってはいると思うが、 勝負所を間違えないように敢えて出
さない傾向が強い。 国会ばかりでなくメディアでも消費税増税10%による経済への打撃を直接的に批判するの
は避けているとしか思えない。 このまま五輪開催に突入したらば消費税増税10%による経済の打撃を議論する
のは増税実施から一年後の五輪後になるのではなかろうか。
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