2020年のコロナ禍騒動は国内のビール業界に大きな変化をもたらした。 2009年から10年連続で業界シェア
の第一位を保持していたアサヒビールが首位から陥落しキリンビールが11年ぶりに業界首位に返り咲いた。
同年に戦国時代の明智光秀を描いたNHK大河ドラマの「麒麟が来る。」の如く業界でもキリンが来ました。
外食産業の飲食店を中心にスーパードライ生樽ビールを主力しとした販売はこの緊急事態宣言下の自粛期間
中に求められた飲食店の時短営業が大きく響いたようで、20%以上の売り上げ減となっていた。 また近年
に於いては格安の第三のビールのジャンルが売上を徐々に伸ばし続けて本格ビールのシエアを追い抜いた。
2021年5月にアサヒビールは首位を奪還すべくジョッキ生のような泡立ちが楽しめる缶のトップがフルオープ
ンになるジョッキ缶を販売し起死回生の一手となるか注目されてますが、コロナ禍を切っ掛けとしたビール離
れはコロナ収束の後も続くと思われる。 コロナ禍の中で冷たく熱い企業間の戦いが東京五輪よりも白熱する
のではないかと今から楽しみです。 ビールはアサヒ、第三のビールはキリン 缶チューハイはサントリーと
住み分けが出来た感じがするのでサッポロにもう少し頑張って欲しい気がしないでもない。 東京五輪商戦は
これまでのスポーツイベントとは一線を課す新しいシエア競争のスタイルだ。 リモート飲みか家飲みか、も
しくは野外飲みになるのか、いやいや自粛明けの乾杯合戦があるのかないのか、やっぱり楽しみだ。
もぅ第三のビールの躍進はビール業界に風穴を空けたと判断して良いものだと思う。 酔えばみんな同じに
なるからなぁ~。
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