8月4日の会見で突如としてポピドンヨードによるうがい薬によって、新型コロナ感染症にある意味打ち勝てる。
と大々的に豪語した大阪府知事の吉村は、続けてポピドンヨードで4日間うがいをした方がPCR検査でコロナ陽性
率が下がると根拠を述べ、重症化も防げると自らの前に市販のうがい薬を横一列に並べた特別席で力説し、8月20
日まで集中的にこのうがい薬で嗽(うがい)を励行するように訴えた。
しかしこの吉村府知事の会見の直後に医療関係からはポピドンヨードの新型コロナへの効果については科学的な
検証が不十分だと指摘されストップがかかったのだが一足遅く、うがい薬の買占めや転売が始まった後だった。
吉村府知事の会見は情報の信頼性が薄いばかりか消費者に対する配慮も欠いており、極めつけはその後の対応も
劣悪な印象を与える三重層の悪態をみせた。
一般的に考えても僅か4日間の独自調査だけでポピドンヨードのコロナに対する効果が証明されるはずも無く、コ
ロナに効果的とする発言は根拠に乏しく時期早々で軽率であったと素直にお詫びと訂正をすれば良いものを吉村府
知事はそうはしなかった。 知事の立場を利用した“喋り”で一連の騒動など簡単に誤魔化せると思ったのだろう。
翌日の8月5日に吉村府知事はこのポピドンヨード騒動に「誤解がある。予防薬でも治療薬でもない。」と手の平を返
したと思ったら次の瞬間に誤解から騒動に発展した責任を前日にポピドンヨードの会見を観た人聞いた人達にそのま
ま押し付けたのが翌日の会見の第一声だった。 おいおい前日の会見でコロナに打ち勝てるとか、PCR検査の陽性率
が下がるとか20日までうがいを励行すると言ってたはずだが、それを一夜にしてひっくり返して会見を観た視聴者が勝
手にポピドンヨードは「予防薬や治療薬」だと誤解したと主張するならば、 それは無責任を通り越して誠実さの欠片
さえも感じられない悪意の印象を受ける。 ついでに知りたいのは8月20日まで励行されている“うがい薬”を使用
してのうがいは続けるべきか、辞めた方が良いのかハッキリさせて欲しい。 でもそこまで言っちゃうと前日と翌日の
会見が矛盾してしまう。
更にはテリー伊藤から製薬会社の株価上昇を意識したインサイダー取引で利益享受が可能であると疑われる始末です。
3度目のメディア露出となった吉村府知事は疑惑に対してインサイダー取引や株価操作を否定し、テリー伊藤にはこう
した指摘は辞めた方が良いとアドバイスを送る様な形で反論した。 バトルになると思いきやテリー伊藤はこれに対し
てあっさりと発言を撤回してしまった。 きっとそこには今後捜査が入る可能性も感じとれたので敢えて自ら闘う必要
も無いと感じたのかもしれない。 最悪の場合には維新の会がココから一気に崩壊してしまった時に誰だってそれに巻
き込まれたくないですからね。 橋下の政治家のポンコツ発言はコイツ吉村の事だったのだろう。あれ以来元維新の代
表の橋下も吉村を避けているのかもしれない。
一回目の会見でポピドンヨードの効果を謳っても科学的な検証が無く客観性が乏しいとされ、
二回目の会見で誤解を訂正するも会見を観た人に責任を押し付ける悪意を感じさせて客観性を失い。
三回目にインサイダー取引を否定しても疑惑を払拭出来ず、公然性が不透明で法的な客観性を悪用した。
此れで国民の目を欺けると思っているのならば人をバカにしているとしか思えない。 もはや大阪府に限っては
コロナ禍は自己中な吉村府知事の欺瞞で不信感が倍増した“吉村の厄(わざわい)”になった。
もしも一連の騒動が菅義偉がイニシアティブを握っている「GoToトラベル」の大失敗から批判を逸らす為の
スケープゴートならば、 桜を見る会でお先真っ暗な菅義偉に恩を売っても見返りは少ないと思うぞ。
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