・・・ 傷心の旅は ・・・
♥ 北よりも南の国が好きならばまた挫折するぞと今日も言われる 松井多絵子
先週土曜日の☀ Be 傷心の旅は、北と南、どちらへ行く? 回答者は2073人
私たちは挫折したり、人との別離で心が痛むとき旅をしたくなる。そんなとき旅先は北か南のどちらを選ぶか。59%が北へ、41%が南へ は意外である。私なら傷心の時には南の国の椰子の木を眺めながらぼうっとしていたい。 Be調査では真冬の北海道への傷心の旅をして凍てつく札幌の雑踏をさまよい歩いた男や、メーカー勤務の男性が自分の専攻が生かされず配属を変えられて失望し、北海道のサロベツ平野へ向った。零下20度、強風の雪原で絶叫を。などなど、
傷心の旅は極限状態にあえて自分を放ち身も心も引き締める。うろたえている自分に真正面から向き合うため過酷な環境に自身をさらす。こんなことができる人は挫折から立ち直ることができるだろう。傷心の原因は (1位)失恋 (2位)仕事上の不満 (3位)劣等感 (4位)裏切られた (5位)家族との仲たがい (6位)仕事上の失敗 家族との死別 (7位)病
南へ行きたい私は何もかも忘れたい。反省しない女か。自分を甘やかしてしまうのだろう。傷心のとき慰めてくれる人は多い。孤独から逃れられる。が、なぜか成功したとき共に喜んでくれる人はそれほどいない。落ち込んだときにはぴたりと寄り添ってくれたのに。あの時慰めてくれたのは何だったのか。傷心から立ち直るのは自力だけかもしれない。
私はいま、弱傷心、この春は東北をふらふらしようかしら。
3月15日 松井多絵子