AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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vol.3509 心の視野を拡げる 魂が震える話より 写真はMさんからいただいたプレゼントです╰(*´︶`*)╯...

2017年11月15日 | 
「心の視野を拡げる」というお話です。


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個人で、自分だけよければええと思っている場合と、個人を超えて家族を大事にしよう、家族をよくしようとした場合には、自分だけじゃなしに、家族という視野に見方が拡がるのです。


そしてさらに、家族だけやなしに会社を、会社の従業員も大事にしてあげようとなると、視野がそこにまで拡がります。


つまり利他が拡がっていけば、見る眼が、視野が拡がっていきます。


自分だけ儲かればええと言っていますと、ほんとうに狭い視野で物事を見てしまう。


結果としてつまずいたり、先が見えなくなったりします。


自分の会社だけが儲かればええという「我利我利亡者」の人がやっているのは、危なっかしくて見ていられません。


あの人、あそこで“けつまずくな”と見えるのです。


しかし本人は見えていないのです。


うまくいくと思ってやっているからです。


一方で、利他という眼が開いてきますと、視野が拡がってきます。


だから多くの人たちを救ってあげるような、そういう愛の心というものを持った経営者の方がやっていることは、安心して見ていられます。


つまり、心のありようによって人生観は変わりますし、同時に運命も変わってきますし、また見る眼が変わってくる。


先見性、先を見る眼が備わってくる。


「つまずいたりするのでは」と感じる予知能力が出てくるようになるのです。


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心と生き方

稲盛和夫 述

京セラコミュニケーションシステム 編

PHP研究所


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かの有名なロシアの小説家・思想家“トルストイ”は言いました。


「人間が求める幸福には2つある」


一つは、「動物の幸せ」


もう一つは、「理性の幸せ」


「動物の幸せ」とは、自分だけの動物的生存にかかわる幸福で、自我と欲と自分の利益によって得る幸せ。


「理性の幸せ」は、動物的な自我をおさえ、理性を働かせることによってあらわれる、自分よりも他人を愛するという幸せ。


そして、


トルストイが描いた到達点が、


「すべての人が他人の幸福のために生き、自分自身よりもいっそう他人を愛するような状態である。


生存競争も、なやましい苦痛も、死の恐怖もなくなる」


自分だけが幸せになろうとすればするほど、幸福感は減っていくのだと思います。


身近な人、周りの人、他者を幸せにしようと愛していくほど、自分の幸福感は増して行くのでしょう。


経営の神様と言われている“松下幸之助”さんの、丁稚時代のお話があります。


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幸之助さんは、満9歳(小学校四年生)にして小学校を中退し、親元を離れ大阪に丁稚奉公に出ることになります。


11歳の頃、幸之助さんは自転車屋の丁稚奉公をしていました。


修理に来たお客さんが、終わるまでの待ち時間に、丁稚によく用事を頼むそうです。


「タバコを買ってきてくれ」が一番多かったと・・・


幸之助さんは、何度も頼まれているうちに、


(その都度、汚れた手を洗いタバコを買いに行くのは、自分も客も不便だなぁ)



と思い、ひらめきました。


タバコを20箱、買い置きしたのです。


そうすれば、買いに行く時間と手間が省け、お客さんも待たずにタバコを得ることができ、


しかも1箱おまけが付いてきた時代だったので、それが幸之助さんの利益になったのです!


商売上手です。


しかし、一人だけ儲ける幸之助さんを妬んだ同僚の丁稚が、店主に告げ口をします。


散々怒られた幸之助さんは、ある一つの教訓を得ました。


それは、


「もし、自分が他の丁稚に事前に相談し、儲けを分け合っていたらこんな目に合わなかっただろう。


商売で自分だけが儲けるのはよくない。


場合によってはとんだしっぺ返しにあう。


仕事をやろうとすれば、利益を多くの人と共有しなければならない」


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これが当時11歳、松下幸之助さんの丁稚時代のお話です。


“自分だけが儲けるのはよくない”


“利益を多くの人と共有しなければならない”


松下電器産業の元は、こういう所から生まれていったのでしょう。


最後、名言で締めます。


「強さとは、

チョコレート・バーを両手で四つに割ることができ、

そしてそのうちの一つだけを食べるという能力」


by ジュディス・ヴィヨースト(アメリカの児童文学作家、詩人・著述家)


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