【法然上人のあたたかな言葉】5431
ひろさちや氏の心に響く言葉より…
『徒然草』に、法然上人(ほうねんしょうにん)のエピソードが出てくる。
法然上人は、わが国、浄土宗の開祖である。
ある人が法然上人に尋ねた。
「念仏をしているとき、どうも眠くなって困ります。どうしたらよいのでしょうか?」
すると、法然上人はこう答えられた。
「それなら、目が醒めたときに念仏をされると . . . 本文を読む
【「素敵」をみんなで分ける】5430
山崎拓巳氏の心に響く言葉より…
すごくいい情報を教えてもらったとき、あなたならどうしますか?
「わぁ、こんないい情報、 絶対ほかの人に教えたくない」
「わぁ、こんないい情報、早くほかの人にも教えてあげないと」
「独り占めしたい!」も「みんなでシェアしたい!」も、どちら の感情も持っているのが私たち人間というものです。
しかし、そ . . . 本文を読む
【千利休の美意識】5429
火坂雅志(ひさかまさし)氏の心に響く言葉より…
《上をそそうに、 下を律義に、物の筈(はず)の違はぬ様にすべし》
地位の高い人には粗略に、逆に低い人には丁寧にし、約束に違わぬようにすべきである (千利休/山上宗二記)
時々思うのだが、千利休がいなければ、日本人の美意識は随分と違ったものになっていたであろう。
一般的に、日本人は派手なものよりも、簡 . . . 本文を読む
【ピカソは完成させることにこだわらなかった】5428
明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…
ピカソも絵を描くのが早かったと言われています。
すべては練習作品というかプロセスだというのがピカソの考え方で、「完成にこだわらない」のがピカソの絵の特徴です。
ですからどんどん描き飛ばしていきます。
描く量が半端ではありません。
その感覚も素晴らしくて、フォーヴィズム(20世紀 . . . 本文を読む
【一生、修養を続ける】5427
藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
九十年の生涯を修養に生きた常岡一郎氏の言葉がある。
「勤勉、努力、誠実の積み重ねは明るい心を生む。わがまま、勝手、怠け、不実、その積み重ねが暗い心、冷たい心、ずるい心、苛立つ心になる」
修養は明るい心をつくる努力、とも言えよう。
人の上に立つ人の心得を説いた古典の名著『大学』は「修己治人(しゅうこちじん)」と教 . . . 本文を読む
【この場で幸せになること】5426
斎藤一人さんの心に響く言葉より…
◆《世界一幸福な国に行くことよりも 今、この場で幸せになることを 考えようよ》
世界幸福度ランキングで、日本は5位だそう(2022年)。 1位になったフィンランドは5年連続だそうだ。
では、日本人がフィンランドに移住したら幸せになれるかと言えばそうでもない。
幸せって十人十色だからね。
もちろん行きたい . . . 本文を読む
【今、目の前にいる人を大切に】5624
小林正観さんの心に響く言葉より…
《運命を良くしたいなら、人を大事にすればいいだけ》(小林正観)
自分とは、そもそもなにでできているのでしょうか?
身体は食べ物から得た栄養で作られています。
そして、心は他者との出会いによってできています。
たとえば、生まれてから死ぬまで無人島にいて、誰からも言葉を教わることなく、読める本も、 . . . 本文を読む
【茶道とは何か】5623
茶道裏千家、千玄室大宗匠の心に響く言葉より…
茶道(ちゃどう)とは、つまるところ何なのでしょうか。
この問いに利休は、 「渇きを医するに止(とど)まる」 と答えています。
茶道とは、喉の渇きを癒(いや)す、ただそれだけのものである、というような意味です。
もし、本当にそれだけであるのなら、どうしてわざわざ露地を造って茶室を建てるのか?
なぜ、一 . . . 本文を読む
【継続は趣味】5622
ブックデザイナー・習慣家、井上新八(しんぱち)氏の心に響く言葉より…
自分がいちばん、打ち込んでいるもの。
これだけは誰よりも打ち込んでいると胸をはって言えるもの。
そんなものがあるのだろうかといつも考えていた。
ある日、突然ある言葉が降ってきた。
「趣味、継続。」
「わたしにとって継続は趣味だ」この言葉が突然降ってきた。
そうか、あった!
自分 . . . 本文を読む
【余白思考】
山崎晴太郎氏の心に響く言葉より…
「アート思考」や「デザイン思考」という言葉を聞いたことがある方は、少なくないと思います。
アート思考とは端的にいうと、芸術家(アーティスト)の思考のこと。
自分自身の経験や興味関心に基づき、非連続なコンセプトを導き出す思考方法です。
そしてデザイン思考とは、デザイナーやクリエイターの思考プロセスを活用した手法で「人間中心思考」 . . . 本文を読む
【自分の都合のいいように】5619
心理学者、内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…
ノース・ジョージア大学のステファン・スミスは、55名の大学生に自信を測定するテストを受けてもらってから、「主題統覚検査」(TAT)という心理テストから抜き出した、ものすごく曖昧な図版を見せて、それを見ながら、好きなようにストーリーを考えてもらいました。
図版には、小さな部屋の窓から外を見つめる男性 . . . 本文を読む
【精進をもって自分の人生を全うする】5618
藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
生きるとは息をすることである。
息をするのをやめた時、人は死ぬ。
しかし、息は人間が意思し努力してするわけではない。
人間を超えた大きな力が働いて私たちは息をしている。
心臓が休みなく鼓動しているのも同じである。
人知人力の及ぶべくもない大きな力の間断のない働き、精進によって私たちの生がここにある。 . . . 本文を読む
【ゴールでなく、スタートを目指す】5617
順天堂大学医学部教授、小林弘幸氏の心に響く言葉より…
私は写真など 「思い出の品」はできる限り処分するようにしています。
「ゴールでなく、スタートを目指して生きる」と、過去に囚われるより、 常に「次のスタート地点」を目指そうとしているからです。
もちろん「写真」というのは「思い出の品」の代表例として述べているだけですが、その他さまざまな . . . 本文を読む
【自分に好意的な人を増やす】5616
小林正観さんの心に響く言葉より…
年間にたくさんの名刺をいただきます。
なかには、読めないものがあります。
著述業で生活してきた人間なので、平均的な漢字読解力がある人より、少しは読める人間かと思うのです。
それでも、まったく読めない漢字の名前の人がいます。
まれに、本名で難しい字、という場合もあるのですが、まったく読めない漢字の場合、 . . . 本文を読む
【「日経平均10万円」時代が来る】5615
藤野英人氏の心に響く言葉より…
「日経平均10万円」。
強気に見えるタイトルだと思いますが、あなたは、日本の未来をどんなふうにイメージしているでしょうか?
「少子高齢化がどんどん進んでいるし、最近は物価が上がってきて不安だし、明るい未来を思い描くのは難しい」「そもそも30年もの間、バブルのピークの株価も超えられていないのだから、日本株には . . . 本文を読む