【位高ければ、徳高きを要す】5210
渡部昇一氏の心に響く言葉より…
徳川時代の武士は、権力という権力をほとんど牛耳っていた。
武力、政治、裁判、行政、徴税に至るまで、すべてと言っていいほど武士が握っていた。
その武士階級が平和な徳川の時代になってだんだんと相対的に貧しくなってくる。
戦争がなくなり庶民のほうが豊かになっていくのである。
絶対的権力を持つ支配者階級がだんだん相対 . . . 本文を読む
【独創に最も大切なものは美的感受性】5209
藤原正彦氏の心に響く言葉より…
数学や物理学における世界の天才を調べたことがあるが、天才の生まれる土壌は私得意の独断によると、まず美の存在である。
美しい自然、芸術、文学などが身近に存在することだ。
自然科学の独創に最も大切なものは、分野にかかわらず美的感受性であり、それは、美のある環境の中で培われるからである。
次いで精神性を尊ぶ風 . . . 本文を読む
【年寄りのほうが世間知らず】5208
本田宗一郎氏の心に響く言葉より…
生をうけた以上どうせ死ぬのだから、やりたいことをやってざっくばらんに生き、しかるのち、諸々の欲に執着せずに枯れ、そして死んで いくべき、という考え方だ。
「生あれば死あり、早く終うるも命の促(うながさ)れるにはあらず」――これは陶淵明 の詩の一節だそうだ。
私流に解釈しても、まことにそのとおりで、社長という“生 . . . 本文を読む
【面白く見て、面白く考える】5207
精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…
改めていうまでもなく、世の中には面白いことばかりではなく、つまらないこともあります。
面白いこと、つまらないこと、どうでもいいこと、面倒なこと、やりたくないこと、ありとあらゆる物事がごっちゃになっているのが世の中です。
そういう世の中で、私たちは日々暮らしているのです。
面白いことばかりであれば楽だけれ . . . 本文を読む
【変わり続けることこそ真理】
致知出版社、藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
『碧厳録(へきがんろく)』という禅の問答録に、こういう話が出ています。
弟子が大龍(達磨大師より十四代目の祖)という師匠に問うのです。
大龍に問う
「色身(形あるもの)は必ず滅びる。 永遠に変わらぬものはないか」
この質問に大龍禅師はこう答えます。
「山花、開いて錦に似たり 澗水(かんすい)、 . . . 本文を読む
【「気遣い」や「感謝」を伝える】5203
植西聰(あきら)氏の心に響く言葉より…
昔、アメリカの大学で心理学を教えている教授が、ユニークな実験を行いました。
大学で、教授のゼミを受講している三〇人の学生を、一〇人ずつ、A・B・ Cと三グループに分け、教授が所有する広大な土地の芝刈りを頼んだのです。
そして、芝刈りの作業終了後、学生全員に感謝の言葉を述べたのですが、数日後、Cグループ . . . 本文を読む
【いくつになっても「学ぶこと」そして、「熟さないこと」】5202
放送作家、鶴間政行氏の心に響く言葉より…
《国語、歴史、英語を勉強しておかないと、いざというときにアドリブの言葉が出ない。》(萩本欽一)
(いくつになっても「学ぶ」 ことはとっても大事) (増井昭太郎・元TBSテレビディレクター)
『週刊欽曜日』や『ぴったし カンカン』(どちらもTBS 系)を手がけた増井さんが大好 . . . 本文を読む
【1秒の力を磨く】5201
佐藤綾子氏の心に響く言葉より…
『万葉集』に不思議な言葉があります。
〈しのぶれど色に出にけりわが恋は〉と上の句が始まる有名な歌です。
〈ものや思ふと人の問ふまで〉と続き、「この恋を隠しておこうと私は思っていたのだけれど、どうやら顔色に出てしまったらしい。何かあったのかと人に聞かれました」という有名な歌です。
隠しておこうとどんなに思っても、何か素 . . . 本文を読む
【時間のコントロールが「運」を呼ぶ】5200
マーク・マイヤーズ氏の心に響く言葉より…
《チャンスを "雪ダルマ式に増やす人"の時間活用法》
あなたが今後、自分のためにどれほどの幸運をつくり出すことができるかは、自分の時間をどれほどコントロールできるかどうかにかかっている。
いつも何かに時間を拘束されていて、カギとなる人に会うことができなければ、当然のことながらその人から何か . . . 本文を読む
【千の恵みと一つの文句】5198
小林正観さんの心に響く言葉より…
営業職の人で「会社で売上を上げろといわれているのですが、どうしたら売上が上がりますか」と聞いてきた人がいます。
「自営業を夫婦でやっているのですが、売上が去年に比べて右肩下がりで、思うように全然売上が上がらない。どうしたらいいでしょうか」と聞く人がいます。
私の答えは全部一緒です。
「目が見えますか。 耳が聞 . . . 本文を読む
【心を「出世」させよ】5197
白取春彦氏の心に響く言葉より…
出世という言葉は地位や役職の昇進の意味で使われることがふつうだが、元来の意味は世間を出るということである。
世間を出るとは、世間並みの価値観から脱することだ。
多くの人は世間の価値観に翻弄されているばかりか、染まりきっている。
自分の考えや価値観が、世間並み、人並みであるかどうかを気づかっている。
そして、自分 . . . 本文を読む
【ピンチの後には必ず別のドアが開く】5196
本田健氏の心に響く言葉より…
最悪の状況で何も打つ手がなくなったとき、あなたは、映画の主人公のように絶体絶命のピンチに陥った感じがするかもしれません。
私も、何度となく人生でもうダメ かも!と感じるような体験をしているので、よくわかります。
でも、まさにそのとき、自分に聞いてほしいのが、この質問です。
「次は、どのドアが開くのだろう . . . 本文を読む
【それはそれとして】5195
樺沢紫苑(かばさわしおん)氏の心に響く言葉より…
「それはそれとして」は、「日本最大の仏教研究家」と呼ばれる鈴木大拙がよく用いた言葉として知られます。
彼の出身地の金沢には、「鈴木大拙館」という記念館があります。
私がそこを訪れた時、「それはそれとして」という大拙直筆の掛け軸が飾られているのを見ました。
大拙の下には、多くの方が相談に来ていました。 . . . 本文を読む
【自分の振動数を高める】5194
斎藤一人さんの心に響く言葉より…
自分の振動数を変えるにはどうすればいいのかというと、考え方を変えればいいんです。
人は想いや考え方を変えることで、自らの振動数を変えることができるのです。
目的によっても振動数は変わります。
たとえば、あなたには学生時代にすごく仲のいい友達がいましたよね。
その中には 今も付き合いがある人もいれば、いつの間 . . . 本文を読む
【悪魔の傾聴とは】5193
ノンフィクションライター、中村淳彦(あつひこ)氏の心に響く言葉より…
相手に好かれる会話をすることや、相手から本音を引きだすことは、コミュニケー ション能力や、ネアカ・ネクラなど性格はまったく関係ありません。
必要なのは簡単な技術と、日々の意識の心がけです。
いまは自信がなくても、様々な人々の本音を聞いてインプットや成功体験が増えて いくうちに、自然と . . . 本文を読む