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AI (ええ愛・Atelier Ichien)

ここは、『AI(ええ愛)』のある人たちの自由な空間です。一つ一つの記事に『AI(ええ愛)』が込もっているものばかりです。

人は生きてきたように死ぬ 人の心に灯をともす 553より

2011年02月28日 | うたしやきなお話
一円の愛読しているメールマガジンよりお福分けさせていただきます〓〓〓
写真は伊勢志摩のマリカさんの提供でうさとさんのウサギのぬいぐるみです〓〓〓
ありがとうございます楽しい◎^∇^◎〓〓〓

【人は生きてきたように死ぬ】№553


沼野尚美(なおみ)さんの心に響く言葉より…


Mさんは、28歳の若さで末期癌患者となってホスピスに来られました。

当時5歳と3歳の子供さんのお母さんでした。

病室に到着された後、挨拶に伺った私に涙を浮かべて、

「私、どんな姿になっても、子供たちのために生きていてやりたい」

と言われました。


それからの日々、病室で子供たちとの時間を大切に過ごされた彼女でしたが、ある日、訪問した私に初めてこんな弱音を吐かれました。

「私、もうダメだわ」

淋しそうにいわれたその言葉に対して「どうしてそう思うの?」と問うと、

「だって体の中から力が出てこないんですもの。

自分の体でわかるわ。

もうあまり長くは生きられないと思う」

と言われ、レターセットを買ってきてほしいと頼まれたのです。


翌日、レターセットを手渡すと、彼女はその日から、少しずつ子供たちに宛てて手紙を書き出されました。

5歳の長男が、小学校に入学する日まで生きられないと思った彼女は、まず長男への手紙を書きました。


しょうがっこうに、にゅうがくした

さとしくんへ

おめでとう。

おかあさんは、さとしががっこうへいくすがたを、

ちゃんとおそらから、みていますよ…


ひらがなばかりで書かれた手紙でした。

小学生になった長男を、どんなに誇りに思うかという彼女の気持が込められていました。


彼女は次に、中学生になった長男を想像して手紙を書きました。

「しばらく、ご無沙汰をしていました」と書き始められた手紙は、ユーモアも込められていて、漢字も使われた手紙でした。


高校生になった長男へ宛てられた手紙は、大人としての文体で書かれ、所々に涙の跡が見られました。

まだ5歳の息子の姿を見ながら、高校生になる姿を想像することは、どんなに辛かったことでしょう。


家族に内緒で書かれた手紙は、亡くなる前にご主人の手に渡されました。

そのとき、彼女はこう言ったそうです。


「今までありがとう。

あなたと結婚できて幸せでした…。

あなたはまだ30歳。

だから私がいなくなった後、いい方が現われたら再婚してください。

子供たちを大切にしてくださる方だったら、私は天から祝福します。

しかし、こんなに早く旅立つことになって、子供たちに十分に愛を注げなかったことが残念でなりません。

それで子供たちへの手紙を書きました。

子供たちの成長に合わせて一通ずつ渡してくださいませんか。

私の姿が消えても子供たちへの愛は残せると思いました。

これからも愛されているこを知るならば、子供たちはどんなことがあっても、真っ直ぐに生きていくことができるでしょう。

だから、愛されていることを感じさせてやりたいのです」

『癒されて旅立ちたい』校成出版社



沼野尚美さんは、アメリカの大学で心理学を学び、病院チャンプレンとカウンセラーを兼務している。

チャンプレンとは、教会に属さないで、施設や組織で働く聖職者のことだ。

ホスピスは、緩和ケア病棟ともいい、末期の癌患者さんを専門スタッフがサポートし、安らかな死を迎えてもらうための施設だ。


安岡正篤師の言葉に、「人生五計」(宋の朱新仲)がある。

どんなふうに生きるかという「生計」、社会での身の立て方という「身計」、家庭生活や家でのやりくりという「家計」、どんなふうに老いるかという「老計」、そして最後に「死計」がある。


「死計」とは、自分はどんなふうに死にたいのか、という計だ。

いかに死ぬべきかは、いかに生きるべきかと同義語だ。


『人は生きてきたように死ぬ』(沼野尚美)

死ぬときに、多くの人から惜しまれて亡くなるのか、それとも、「やっと死んでくれた」とばかりに厄介者扱いされて死ぬのか、それは生きているときの行動による。

いくら、「最後だけは格好よく死にたい」、と思っても、今までの生き様(ざま)が死に様となるのだから、死ぬときだけ急に変わることはできない。


『あなたが虚しく過ごしたきょうという日は

きのう死んでいったものが

あれほど生きたいと願ったあした』 (カシコギ)


少しでも長く、一秒でも長く生きたかった人たちは大勢いる。

今、生かされている有り難さに感謝し、今、この瞬間を大切に生きたい。



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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2011-02-28 11:15:40
ボランティにはいるのにも色々看護センターでは法律のかべがあるらしい 私は今日のコメントをよんでいて 早くに母をなくし多くの人を家に働きに来ておられた だから母のおもいではない 母は子育てだけでなく多くの働く人達の上にも心を配っていたので大変だったのではないかとおもう 自分の鏡は何時も無効からやってくる自分のなかにあるものが のされた時間をもとめて
返信する
ほんとうに (松本一円)
2011-02-28 12:20:37
Unknownさん、

コメントありがとうございますm(__)m
ほんとですね、

『心の中にあることが、

 むこうからやって来る』

そういうことなんですよぬ

こんな深い気づきのお話をして

くださって、どうもありがとうございますm(__)mm(__)mm(__)m
アトリエ一円の記事を読んでくださり、

ありがとうございます◎^∇^◎

嬉しい楽しい幸せ~です、エヘッ(*^.^*)
返信する
@@@一円さん (Unknown)
2011-02-28 21:32:09
何時もコメントありがとうございます゛゛゛もうすこしなれたら......ハートの動くもょうすばらしい0QDMW@G。つ#----。。。。.
返信する
どういたしまして… (松本一円)
2011-02-28 21:50:51
一円、暇人なんですよ~◎^∇^◎

アトリエ一円に遊びにきてくださる人が

大好きなんです(*^.^*)

どうもありがとうございますm(__)m
返信する
ありがとうございます (イネ~イ~ネ♪)
2011-03-01 00:04:50
Unknownさん~ 一円さん~

いつも 心動かされるコメント ありがとうございます




イネは 20年くらい前 

自分が死ぬときの イメージは?

っと 聞かれまして

そのときから

ハッキリ 死ぬときの イメージ
魂が肉体を離れていくときのイメージを 
持っております~~~


そうなるような 人生を 歩んでいくのかなぁ~~~

歩んでいるのかなぁ~~~~




死ぬことが 怖くなく その時がきたら

そうするかもなぁ~~~~~








返信する
いねさん (Unknown)
2011-03-01 00:23:00
だんなさんがこの間わしもう5年したら
 あの世に行くと いつたらいいよ 私10年遊びたいから お葬式心配せんでも もう用意してまっせ 口あけてぽかんとしてました その口にチョコいれて 私はカラオケにでかけました 楽しかったこと
返信する
おもしろい~~~~ (イネ~イ~ネ♪)
2011-03-01 00:38:24
Unknownさん~~~

やるなぁ~~~

おもしろい~~~~



チョコを チョコっと 

なぁ~~~んか 甘~い 愛を 感じます


いい話 聞いちゃいましたァ~~~



Unknownさん~

だんなさん 隣で 口あけて 寝てませんか



アハハハ・・・





返信する
Unknown (Unknown)
2011-03-01 10:13:20
いつも あんまいすにすわつたら 寝てまへーすよ くちあけて 私たちまっったりと24時間好きに時間ながしています  今日は朝早くから 子供たちの通学にはたふりにいきました あめもつて
返信する
あ~ (松本一円)
2011-03-01 11:00:54
いいですね~穏やかな時間が

Unknownさんには流れていますね。

とってもその空気感が好き。

穏やかな幸福を味わうって

とってもいいですよね、

一円ははたふりのおじさん、おばさんの

笑顔、挨拶が子供のころ

とってもありがたかったな◎^∇^◎

雨の日も、風の日も、雪の日も

信号のところで笑顔で

『行ってらっしゃい。』

っていつも声かけてるおじさん

おばさん達を、お金にもならないのに、

ボランティアでこんなことをして、

この人達スゲーなって

子供ながらに思っていましたもんね。

今では一円自身が子供たちに挨拶して

『行ってらっしゃい。』

『おかえり。』

って声かけるほうなんですけどね…

一円はお金いただいて仕事でやらせて

いただいているわけですけどね…

なんかそんなことつらつらと思いますと

ありがたいな~って心がポカポカと

湧いてきました。

Unknownさん、どうもありがとうございますm(__)mm(__)mm(__)m
返信する