AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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vol.3346 公が大事 魂が震える話より 写真はMさんからいただいたプレゼントです╰(*´︶`*)╯♡あり...

2017年06月05日 | 
公を大切にするお話です。


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1980年代頃まで、日本の社会は「公が大事」という認識を多くの国民が共有していたように思う。


私はちょうどその頃に社会人になったが、例えば道端で弱い者いじめをしている子供がいれば、コラッ!と怒鳴る大人がいたものだ。


社会人になって大阪勤務となり、近郊の豊中市に住んだ。


風情ある下町で、子供たちがケンカをしているとどこからかランニング姿のおじさんがやってきて、「何ケンカやっとんだ、そんなひきょうなケンカすな!」と叱ったり、歩道を子供が自転車で走っていると、「ここは人が歩くところだ」と注意したりしていた。


ダメなことはダメなんだ、ならぬことはならぬ、公に反することをしてはいけないという共通認識があった。


人間もちろん自分が大事である。


今が大事だし、お金もとても大事だ。


しかし、自分よりも他人の方が大事なときもある、今よりも未来の方がもっと大事、お金よりも大切なものがある。


それが“人間の尊厳”であると思う。


他の誰よりも自分が大事、どんな未来のことよりも今が大事、お金よりも大事なものはない、そのような考え方の中にいては、人間としての尊厳は著しく損なわれていくだろう。


今だけ、自分だけ、お金だけという思想が、どれだけ現在のこの地球をダメにしてきたか。


なぜ社会が劣化してきたのか?


それは“人間の尊厳”を失った日本人が増えてきたからである。


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なぜ世界は日本化するのか

佐藤 芳直 著

育鵬社

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公とは個人の立場を離れて全体にかかわることで、社会や世間や公共のことです。


生まれたばかりの赤ちゃんは、「公が大事」という精神はありません。


自我のみで、お腹がすいたら泣き、眠くてグズり、おむつを替えてもらいたくてまた泣き、世話をしてくれる人の気持ちなどは考えません。


子供時代になると、少しずつ、お母さんに喜んでもらいたいから、お友達に喜んでもらいたいからと、自分に関わる人のことを考えられるようになります。


しかし、そういう成長期に身近な親が、われ先にと車の運転や買い物時や日常の会話の中で「自分さえ良ければいい」という考え方を見せていたら、子供もそうなっていきます。


そして大人になったとき、本来ならば自我からの脱却、公の精神を持っているべきときに、「自分さえ良ければいい」という幼稚な考え方の大人になってしまうのです。


次に使う人のことを考えてキレイにするとか、困っている人がいたら他人だとしても声をかけるとか、儲けが出たら社員や社会に還元するとか。


インディアンは、つねに7世代先の子孫のことを考えて自然と共に暮らしていたのだそうです。


アメリカ先住民の古老の言葉に、


「自分自身のことでも、自分の世代のことでもなく、来るべき世代の、私たちの孫や、まだ生まれてもいない大地からやってくる新しい生命に思いをはせる」


とあります。


今、僕らが生きているこの星は、未来の僕らの子孫も生きていくかけがえのない星です。


インディアンは、バッファローの群れの中から、年老いたものを狙います。


若いバッファロー、子供がいるバッファローは、絶対に狙いません。


バッファローの子孫も途絶えてしまうからです。


それが分かるようになるまでに3年。さらに、矢が当たるようになるまで3年の年月がかかります。


そうまでして、まだ見ぬ子孫、そして地球、つまり「公」を大切にしていたのです。


自分さえ良ければいいという考え方では、だんだん孤独になります。


長い目で見ると、公を大切にしている人ほど多くの人に喜ばれ、人もお金も集まっているのではないでしょうか。


その考え方も、未来につないで行きたいですね♪


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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

心より感謝します。

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