AI (ええ愛・Atelier Ichien)

ここは、『AI(ええ愛)』のある人たちの自由な空間です。一つ一つの記事に『AI(ええ愛)』が込もっているものばかりです。

初任給のお話 「魂が震える話」vol.2903 より 写真はMさんからいただいたプレゼントです(^人^)あ...

2016年03月19日 | 
卒業式を終え、これから社会人になる人には是非読んでいただきたいお話しです。


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某信用金庫に勤める二十歳の短大卒の女性が、


初月給を親のために使って喜んでもらおうと、


両親をレストランに招待しました。


お母さんは前日から美容院にセットにいったりして大喜び。


ところが、お父さんはブスッと不機嫌な顔をしてついてきた。


「何を怒っているの」とたずねたら、


「一回の晩飯ぐらいで、俺が二十年間苦労して育ててきたことが帳消しになると思ったら、大間違いだぞ」と・・・


「そんなこと、どうして言うの?」と思ったけど、口に出しませんでした。


今日はめでたい日だし、お母さんは横でもうパクパク食べ始めているし、今さら怒って帰れない。


しばらく天井を見つめていたお父さんが、ポツリと「ビールぐらい、飲んでもいいか?」と言った。


「誰がビールなんかついでやるもんか」、そう思ったけど、つがなきゃしょうがないなと思って彼女はお酌をした


ところが、コップを差し出したお父さんの手には、二十年間勤めたセメント工場での白い粉が、びっしり。


手の甲のしわと毛穴にまで詰まっていました。


それに気づいた彼女は「お父さんゴメンネ」と言いたかったけど、どうにも言葉になりませんでした。


自宅に戻ったその後、彼女がトイレに行こうとして両親の部屋の前を通りかかったら、中から話し声が・・・


どうせまた、お父さんが私の悪口を言っていると思ったら、それが違うのです!


「俺も五十いくつになるけど、今日みたいにおいしい晩ご飯は初めてだった。


あいつの顔を見ていたら、


俺は涙があふれそうになったから、


天井しか見れなかったけど、


なあお前、


本当にいい娘に育ったなあ」


その瞬間、彼女はそこから先に足が進みませんでした。


そのまま自分の部屋に帰って、


頭から布団をかぶって「バンザイ!」のポーズで朝まで泣き続けました・・・


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南蔵院住職「林 覚乗」(はやし かくじょう)氏のお話より

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不器用かもしれないけど、


伝わりにくいかもしれないけど、


あなたのことを想い、心配し、苦労なさってきた人がいます。


自分が親になってみて、初めて知るかもしれません。


自分が上司になって、初めて知るかもしれません。


自分が社長になって、初めて知るかもしれません。


相手の立場になって考えたとき、少しでも気付けたらイイですね♪


もらってばかりでは気付けない・・・。


与えて行く側にならないと、その醍醐味は分からないものです(*^_^*)



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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
心より感謝します。

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